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キラル認識能を有する遷移金属錯体によるアミン・アミノ酸の鏡像体検出試薬の開発

研究課題

研究課題/領域番号 03650711
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 合成化学
研究機関新居浜工業高等専門学校

研究代表者

内田 章  新居浜工業高等専門学校, 一般科目, 教授 (10029043)

研究分担者 戸部 義人  大阪大学, 工学部・応用精密化学科, 講師 (60127264)
小廣 和哉  新居浜工業高等専門学校, 一般科目, 講師 (60170370)
研究期間 (年度) 1991 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1991年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードキラル認識 / 遷移金属 / 鏡像体検出試薬 / アミン / アミノ酸 / 遷移金属錯体 / 光学活性環状配伝子 / 絶対構造
研究概要

光学活性配位子の合成
キラルブロックである(2S,3S)-ブタン-2,3-ジオールをL-(+)-酒石酸より導びいた。Triton Bを触媒としてアクリロニトリルを(2S,3S)-ブタン-2,3-ジオールに付加させたのち、加水分解、塩素化を経て得られる酸塩化物をオルトフェニレンジアミンと反応させることによりジアミドを得た。さらにこのジアミドをジボランで還元することにより目的とする光学活性大環状配位子(1)を得た。
光学活性遷移金属錯体の合成
得られた配位子(1)と各種遷移金属塩との錯形成を試みたところ、MnCl_2,ZnCl_2,ZnSO_4とは錯体を形成しなかったが、Ni(ClO_4)_2,Ni(NO_3)_2,NiCl_2,CuSO_4,Cu(NO_3)_2とは錯体を形成した。
光学活性遷移金属錯体と光学活性アミンとの錯形成
(1)-Cu(NO_3)_2錯体の希薄メタノール溶液は肉眼ではほとんど無色である。これに(R)-1-(1-ナフチル)エチルアミンあるいは(S)-1-(1-ナフチル)エチルアミンを-60℃で加えたところ、R体の場合には溶液の色は紫色に変化し、一方、S体の場合には溶液の色は青色に変化した。以上のように、光学活性遷移金属錯体(1)-Cu(NO_3)_2はその吸収スペクトルの差として1-(1-ナフチル)エチルアミンの鏡像体を識別することを明らかにした。

報告書

(2件)
  • 1992 実績報告書
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] A.Uchida,et al.: "Synthesis of Optically Active Macrocyclic Ligand:1,2-Dipheryl-5,9,12,16-tetraazabenzocyclododecane." Chemistry Leter.

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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