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二酸化炭素吸収剤モノエタノ-ルアミンの再資源化用バイオリアクタ-の検討

研究課題

研究課題/領域番号 03650763
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 化学工学
研究機関東京工業大学

研究代表者

太田口 和久  東京工業大学, 工業部化学工学科, 助教授 (20134819)

研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1991年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードmonoethanolamine / Biodegradstion / Escleuicheia coli / Acetic Acid / Bioreaetor / Etlanolamine Amnonia Lyase / Carbon dioxide / Gas Purification
研究概要

大規模プラント排ガス中のCO_2を除去する技術のうちモノエタノ-ルアミン化学吸収法は、吸収能力および経済性および経済性などの点で高く評価されている。この方法では、CO_2吸収後のモノエタノ-ルアミンは水蒸気の作用によりCO_2を分離し再生される。しかし、長期間に亘る反復使用の後に劣化物を含んだ吸収液のCO_2吸収能力は低下し、吸収液は廃棄されている。本研究では、そのような使用済みモノエタノ-ルアミンを大腸菌Escherichia coli K12株を用いて生分解し、有価物の酢酸へと変換するバイオリアクタ-を考案し、培養条件が生物反応に及ぼす効果について検討した。
培地成分について吟味した結果、モノエタノ-ルアミンはE.coliの生育のための窒素源となるが、効率良い増殖を望むためにはグリセロ-ルまたはグルコ-スなどの炭素源が不可欠であることがわかった。モノエタノ-ルアミンを分解するエタノ-ルアミンアンモニアリア-ゼは、その生合成および機能発現のためにビタミンB_<12>を必要とした。この酵素は、反応生成物のアセトアルデヒドにより不活性化したが、培養液中のアセトアルデヒドの蓄積を抑えるためにはアセトアルデヒドを酢酸へと変換するアルデヒドデヒドロゲナ-ゼの活性を高めることが大切であることがわかった。酢液は、これらの酵素の活性を低下させ、また細胞の増殖を抑制したためpH制御が生分解反応を促すことを演繹した。
モノエタノ-ルアミン自身をpH制御用のアルカリ溶液とする新しい培養方法を考案し最適pH値を求めた。モノエタノ-ルアミンの処理産および酢液の生成量はpHが7.5の時に最大となり、処理量1g/(l・h)および酢液生産性0.9g/(l.h)が得られた。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Fukutomo T.,T.Ogawa,K.Ohtaguchi and K.Koide: "Kiretics of Degradation of monaetlanolamine by Esocheuichia coli" Proceedings of the 24th Autumn Meeting of Soc.Chem.Erg.Japan. 2. 332 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] Ohtaguchi K.and T.Kobayashi: "Reーeveluetion of Biotechnologies" Sci.and Technol In Japan. 10. 21-24 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] Ohtaguchi,K.,T.Fukumoto,T.Ogawa and K.Koide: "Biodegradrtion of monoethsnolamine with pH control" J.Chem.Grg.Japan.

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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