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粒界効果を利用した多結晶半導体の電気物性御御

研究課題

研究課題/領域番号 03650768
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 化学工学
研究機関京都大学

研究代表者

岡崎 守男  京都大学, 工学部, 教授 (90025916)

研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1991年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード半導体チタン酸バリウム / 粒界効果 / PTC性特 / キュリ-温度 / 異種粒子混合焼成 / 有効媒質理論
研究概要

1.実験的研究
(1)半導体チタン酸バリウムを真空,酸素,窒素,ヘリウムおよび酸素一窒素混合ガス雰囲気中で熱処理(500℃,30分間)し,そのPTC特性変化を調べた.その結果,真空,窒素,ヘリウム中では熱処理後キュリ-温度以上で低抗が低下し,特性が劣化したが,酸素中で再熱処理することで特性は回復した.しかし酸素ー窒素混合ガス中の再熱処理では特性は回復せず,窒素の特性に及ぼす影響力は酸素よりも優先するという知見を得た.
(2)キュリ-温度の異なる2種類の半導体チタン酸バリウム粒子を混合比率を変え焼成し,新しい特性をもつ半導体試料を作成したところ,作成試料のキュリ-温度は混合比率とほぼ線形の関係にあった.
2.理論的研究
異種粒子を混合焼成した試料のPTC性特を元のPTC特性から推定する目的で,異種粒子混合層の有効熱伝導度推定モデルを電気伝導度推定のために拡張適用しようと試みたが失敗した.そこで有効媒質理論に基づくモデル式を提案適用した結果,等量混合近傍を除いてはこのモデルが使用可能であることが1.(2)でおこなった実験結果との比較検討で明らかとなった.
PTC特性は,粒内ではなく粒界面で現れる特性であるといわれていることより,これらのモデルを構築する際に導入した,元の粒子の特性は焼成によって変化しないとの仮定を再検討し,モデルを改良する必要があろう.

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書

URL: 

公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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