研究課題/領域番号 |
03660020
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
園芸・造園学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
糠谷 明 静岡大学, 農学部, 助教授 (10109134)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1992年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1991年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 温室メロン / ロックウール栽培 / かん液量 / 蒸散モデル / 日射量 / 水蒸気密度差 / 茎流センサー / 拡散抵抗 / メロン / ロックウ-ル栽培 / 給液制御方法 / 培地水分 / 蒸散量 / 含水率 |
研究概要 |
温室メロンのロックウール栽培におけるかん液方法は確立されておらず、栽培者の経験に頼るところが多い。そこで本研究では、蒸散に合わせてかん液を行うためのかん液制御モデルを確立するために、温室メロンを栽培して実験を行った。 かん液は3栽培ベッド、計9株を1系統とし、かん液ポンプの作動をmicrologger(21x)により制御して点滴かん液により行った。蒸散量は排液法あるいは茎流センサー法により側定した。かん液式1:250kjごとに52mlのかん液、かん液式2:350kjごとに52mlのかん液、かん液式3:216.8kjごとに26mlのかん液、の3つの制御式によりかん液を行ったところ、蒸散に合わせて過不足なくかん液を行うことはできなかった。かん液式3では、晴天日,曇天日ではほぼ妥当なかん液を行うことができたが、積算日射量の少ない雨天日では実際の蒸散量に対してかん液量が不足した。蒸散は日射以外に雨天時の昼間の暖房により促進されること、および夜間も蒸散があることも明かになった。蒸散モデルをかん液式に用いたところ、ほぼ蒸散に合わせたかん液を行うことができた。しかし、モデル式をシミュレートした場合、午前中および積算日射量が少ない雨天日にかん液量が不足する傾向が見られた。 本研究の結果では、モデル式を用いたかん液方式の方が実際の蒸散にあったかん液が可能であり、このモデル式は実際栽培への導入が可能であるとも推察された。
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