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コナガ低抗性アブラナ科植物の探索とその低抗性機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 03660038
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 植物保護
研究機関東北大学

研究代表者

松田 一寛  東北大学, 農学部, 講師 (00005662)

研究期間 (年度) 1992 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1991年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードコナガ / 産卵低抗性 / B.oleraceae
研究概要

アブラナ科植物22種を食餌としてコナガの生育試験を行い、生育の指標である幼虫および蛹の生存率、成虫になるまでに要する生育期間、蛹重、成虫の産卵数および生存日数について調査した。その結果、生存率・生育期間・蛹重・成虫産卵数・生存日数のいずれにおいても植物間に有意な差が認められたが、コナガはいずれの植物においても生育が可能であり非寄主植物と考えられるものは見出されなかった。
供試植物に対するコナガの摂食選好性を調べるための摂食試験を実施した。その結果、コナガ幼虫の摂食量は植物間に有意な差が認められコナガの摂食選好性が供試植物によって異なることが明らかとなった。
スクリ-ンケ-ジ法およびサンプル瓶法によるコナガの産卵試験を行い、供試植物に対するコナガの産卵選好性について調査した。スクリ-ンケ-ジ法は、ケ-ジ内にいれた供試植物そのものに対するコナガの産卵数を調べたものであるが、コナガの産卵数は植物間に対する植物間に有意な差が認められた。産卵選好性の高い植物はBrassicajuncea juncea,B.narinosa,B.nigra,B.napusであり、低い植物はMoricandia arvensis,B.alboglabra B.carinata,B.oleraceaであった。コナガ成虫を入れたサンプル瓶を供試植物表面に固定し植物葉表面に対する産数をみるサンプル瓶法を実施した結果、上記のB.oleraceaなど産卵数の低い植物では、選好性の高いものに比べ葉に対する産卵数が著しく少なかった。サンプル瓶壁に対する産卵を瓦めた全産卵数には植物間に差が認められず、産卵選好性の低い植物にはコナガに対する摂食産卵因子があり、そのため葉に対する産卵が避けられていると考えられた。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 松田一寛: "コナガ低抗性アブラナ科植物の探索とその低抗性機構に関する研究" 応動昆.

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

URL: 

公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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