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耐塩性と塩感受性オオムギのベタイン合成酵素のcDNAクロ-ニング

研究課題

研究課題/領域番号 03660079
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 応用生物化学・栄養化学
研究機関名古屋大学

研究代表者

高倍 鉄子  名古屋大学, 農学部, 助教授 (60089852)

研究分担者 渡辺 昭  名古屋大学, 農学部, 教授 (70023471)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1991年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード耐塩性 / 塩ストレス / ベタイン / ベタインアルデヒド脱水素酵素 / クロ-ニング
研究概要

1、大麦のベタインアルデヒド脱水素酵素蛋白質の塩による誘導とストレス解除の効果:ベタインアルデヒド脱水素酵素の抗体を用いて,大麦に塩ストレスを与えると本酵素蛋白質のレベルが上昇し,塩ストレスを解除すると本酵素蛋白質のレベルが下降した。よってベタイン合成酵素の蛋白質レベルが浸透圧ストレスに応答して変動することを確認した。
2、塩感受性と耐塩性大麦のベタイン合成酵素の塩による誘導を調べた所,塩感受性大麦の方が応答が顕著であることが判明した。
3、塩感受性大麦よりPoly(A)^+RNAを精製し,cDNAを合成した。それをλZaPIIに導入し,cDNAライブラリ-を作製した。ベタインアルデヒド脱水素酵素に対する抗体を用いてスクリ-ニングを行い,ほぼ完全長のcDNA(1.9Kbp)を得た。この核酸の一次講造の決定を行ったところ,ベタインアルデヒド脱水素酵素の補酵素NAD^+の結合部位に特徴的なアミノ配列のあることが確認できた。最近ホウレンソウのベタインアルデヒド脱水素酵素のcDNAの一次構造の報告がアメリカのハンソンのグル-プによって報告されたが,それとアミノ酸配列のレベルで70%の相同性があった。我々は単子葉植物のベタイン合成酵素のcDNAのクロ-ニングを最初に行ったグル-プとなった。今後本酵素遺伝子をベタインを蓄積せず耐塩性の低いイネに導入し,耐塩性イネを創生することを試みる予定である。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 高倍 鉄子: "塩ストレスによる遺伝子発現" 植物細胞工学. 3. 639-643 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 石谷 学,高倍 鉄子: "Saltーinducible betaine aldehyde dehyohogenase from saltーsensitive larley:cDNA cloning and expression" Plant Mol.Biology.

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 荒川 圭太,水野 克彦,岸谷 幸枝,高倍 鉄子: "Betaine and betaine aldehydedehydrogenase in leaves of various ceveal plants of the Gramineae" Plant Cell Physiology.

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 荒川 圭太,水野 克彦,岸谷 幸枝,高倍 鉄子: "Immunological study on Betaine aldehyde dehydrogenase from barley." Plant Cell Physiology.

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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