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食糧種子の免疫細胞刺激因子の単離と構造解析

研究課題

研究課題/領域番号 03660130
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 製造化学・食品
研究機関東京学芸大学

研究代表者

渡辺 道子  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (90107409)

研究分担者 三輪 操  農林水産省, 畜産試験場, 主任研究官
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1991年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードマクロファ-ジ / 免疫細胞 / 米 / 大豆
研究概要

マクロファ-ジ株化細胞を用いて広範囲の食品について免疫細胞刺激因子の分布を検索し,穀類および豆類の種子に免疫細胞刺激因子が含まれていることを明らかにした.穀類では米に,豆類では大豆に免疫細胞刺激因子が多く含まれていた.米の活性成分はグロブリンであり,分子量は22Kであった.このタンパク質はpH7.2でDEAEセルロ-スには吸着せず,pH6.5でCMセルロ-スに吸着した.ブチルトヨパ-ルおよびオクタデシルシリカゲルにも吸着した.このタンパク質は発芽過程で増加した.大豆の活性成分は,ゲルろ過,イオン交換クロマトグラフィ-,逆相高速液体クロマトグラフィ-で2種類の単一成分にまで精製され,N末端分析およびアミノ酸組成からクニッツ型トリプシンインヒビタ-とβーアミラ-ゼと同定された.大豆の活性成分は発芽初期過程で種子内に存在するプロテア-ゼでエピト-プ部分の1次構造が加水分解されるために,発芽開始直後に失活した.いろいろな品種の大豆種子の免疫細胞活性化の程度を検討したところ,品種によって大きく活性が異なることがわかった.
米および大豆種子から得られた免疫細胞活性化成分は,すべて,アレルゲンとなるタンパク質とは異なっており,これらの成分がピノサイト-シスによって吸収されると,マクロファ-ジを活性化し,ウイルスなどの貪食が促進されると期待できる.

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Misao Miwa and Michiko Watanabe: "Biology of Nitric Oxide(Characterization of rice protein which stimulate macrophages to produce nitrite)" Portland Press(London),200 (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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