研究課題/領域番号 |
03660167
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
林産学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
吉田 弥明 静岡大学, 農学部, 教授 (10126790)
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研究分担者 |
滝 欽二 静岡大学, 農学部, 助教授 (00022252)
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研究期間 (年度) |
1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1991年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 木性高分子イソシアネ-ト系接着剤 / 接着剤の物性 / クリ-プ / 動的粘弾性 / 木貭系構造用接着剤 / ポリウレタン系接着剤 / レゾルシノ-ル樹脂接着剤 |
研究概要 |
水性高分子をベ-スポリマ-とし、これに反応性の高いイソシアネ-ト系化合物をを添加、反応・硬化させる新しいタイプの接着剤である水性高分子イソシアネ-ト系接着剤(API)4種類、既に床根太と面材との現場接着に用いられている一液湿気硬化型ポリウレタン系(PU)、エラストマ-系(EL)各1種を用いてその中央に接着層を持つ、2枚合わせの小試験体を作成し、平衡含水率一定12%、環境温度20、30、50℃及び温度一定20℃、環境湿度30、65、90%RHにて破壊荷重の1/3の荷重を1月載加しクリ-プ特性を検討した。比較のために典型的な熱可塑性樹脂接着剤である酢酸ビニル樹脂エマルジョン接着剤(PVAc)及び典型的な熱硬化性樹脂であり、構造用として最も実績のあるレゾルシノ-ル樹脂接着剤(RF)についても同様の実験を行った。一方、これらの接着剤の物性を調べるため接着剤フィルムの広い温度範囲にわたる動的粘弾性の測定を行った。 動的粘弾性の測定結果から予想されるように、三次元に高度に架橋しているRF、高い温度域にガラス転移点(Tg)の存在するPUで接着された試験体ののクリ-プの進行は素材と変わらず、これら接着剤が高いクリ-プ耐性を有することが明らかとなった。PVAcでは、環境温度がTg以上になるとクリ-プは大きく進行し破壊に至った。室温50℃、12%RHの条件では載加と同時に破壊した。また水分の影響も大きく室温20℃、90%RHの条件では載加数日のうちに破壊した。ELでは、いずれの条件でもクリ-プは大きく進行するが、架橋構造をとっているため本実験の範囲では破壊には至らなかった。APIについては90℃以下に1つ以上のTgが観測され含まれる成分によってクリ-プ特性もかなりの幅があることが予想されたが,荷重期間が1月と短いとはいえ本実験の範囲内ではRFに匹敵する高いクリ-プ耐性を示した。
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