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AE波の振幅分布とスペクトル解析による木材切削状態の認識

研究課題

研究課題/領域番号 03660176
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 林産学
研究機関九州大学

研究代表者

村瀬 安英  九州大学, 農学部, 助教授 (50038288)

研究期間 (年度) 1991 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1992年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1991年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード木材切削 / AE / AE振幅レベル / AE振幅分布 / 切削角 / 工具摩耗 / MDF / AE副幅分布 / 繊維傾斜角 / 木理斜交角
研究概要

本研究は、これまで未検討であるが、多くの切削情報を有すると予測されるAE波の振幅分布特性と波形スペクトルに注目し、これらによる木材切削状態のインプロセス認識の可能性を検討するとともに、木材切削のAEの発生機構および発生源の解明を計ることを目的とする。本年度は、木材切削におけるAEの振幅レベルと振幅分布に及ぼす切削角と刃先摩耗の影響を究明した。
得られた主な結果は以下のように要約される。
1.AE振幅レベルは切削角30〜40゚付近に最大値を有し、これより切削角が増加すると低下する傾向であり、逆に切削角20゚でも小さくなっている。
2.いずれの被削材においても、切削角30〜40゚は大振幅のAEの発生が顕著で、これより切削角が増加すると大振幅のAEは減少し、小振幅のAEは逆にやや増加する。同様に、切削角20゚も大振幅のAEが減少し、小振幅のAEは逆に増加する。この切削角20゚における小振幅AEの増加は主に工具逃げ面と母材の摩擦によるものと推測される。
3.いずれの被削材もAE振幅レベルは刃先後退量の増加に伴い減少し、次第に一定値に近づく傾向を示すが、とくにMDFの低減率が顕著である。
4.刃先後退量の増加に伴い、大振幅のAEが減少し、小振幅のAEは逆にやや増加する。MDFは横切削に比べると刃先後退量の増加に対する大振幅AEの低減が顕著である。

報告書

(2件)
  • 1992 実績報告書
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 村瀬 安英,原田 聡: "木材切削におけるAE特性-AEの振幅レベルと振幅分布-" 第43回日本木材学会大会発表要旨集. (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 原田 聡,村瀬 安英: "木材切削におけるAE特性ー繊維傾斜角、木理斜交角とAE特性ー" 第42回日本木材学会大会研究発表要旨集. (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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