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濃縮海水馴化クロレラの冬眠化保存に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 03660201
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 水産学一般
研究機関東海大学

研究代表者

井上 元男  東海大学, 海洋学部水産学科, 教授 (00055667)

研究期間 (年度) 1991 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1991年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードクロレラ / 海水馴化クロレラ / 高温株クロレラ / 濃縮クロレラ / 休眠化処理 / 冬眠化保存 / クロレラ乾燥保存 / 生体乾燥保存 / 休眠化保存 / 高密度培養
研究概要

本研究の目的は濃縮海水馴化クロレラ(高温株,中温株)を冬眠化(休眠化)処理をほどこし,高密度な液状,ゼリー状,乾燥粉末化して生体保存する基礎的研究を行なうことにある.
方法,材料:本実験は1991年4月から1993年1月まで、折戸校舎内研究室で行なわれた。実験材料として用いられたクロレラは高温株(適温35℃)Chlorella sp.中温株(適温25℃)Chlorella elipsoideaである。濃縮には遠心分離株が使用され,冬眠化(休眠化)処理がほどこされ,塩分濃度別10%,30%,35%,50%,70%のクロレラにつき1週間〜1ヶ月間の液状,ゼリー状,乾燥粉末の保存実験がなされ,復元培養クロレラの細胞数,細胞径の測定がなされた、得られた主な結果は次の如くである.
結果:1).高温株,中温株に対する階温別休眠化処理実験から,最適休眠処理温度は高温株に対して5℃,中温株は0℃であった.
2).濃縮海水馴化クロレラ(1×10^8cells/ml)を利用し,遠心分離株を使用し,更に濃縮したクロレラを液状,ゼリ状化して保存実験を行ない、高温株を5℃,中温株0℃で休眠化処理および同温度で低温保存したものは塩分濃度30%,50%,70%のクロレラを1ヶ月保存出来ることが判明した.
3).塩分濃度50%,35%,70%の高温株を乾燥粉末(常圧乾燥)にさせたものは中温株と同様、休眠化処理をしたものはしないものよりも保存後の復元培養で高い増殖を示し、1ヶ月以上保存可能の見通しが得られた.
4)コペボウダに対して,基本食としての保存クロレラ利用を試み,成果を見た.また、耐温性の高い高温株の採集にも成果を見た。
5)以上の成果から特に高温,高塩な海水馴化クロレラを乾燥させて冬眠化保存させ1ヶ月以上の保存させられる可能性を見出したことは特筆されよう.

報告書

(3件)
  • 1992 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 井上 元男・辻 政善: "濃縮海水馴化クロレラの冬眠化保存に関する研究" 日本水産学会中部支部例会講演要旨集13. 28 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] INOUE,M., and M.TUGI: "Study on Winter Sleepnized Preservation of Seawater- Acclimatized Chlorella with Condensed Cells." Resumes of papers at autumn,1992. Regular Meeting of Thubu Branch of Jap. Soc. Sci. Fish. 13(in Japanese). 28. (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 井上 元男・辻 政善: "濃縮海水馴化クロレラの冬眠化保存に関する研究" 日本水産学会中部支部例会講演要旨集13. (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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