研究課題/領域番号 |
03660266
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
農業気象・生物環境制御学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
本篠 毅 東海大学, 開発工学部, 講師 (60173655)
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研究期間 (年度) |
1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1991年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 湿度 / 植物組織培養 / プロファイル / 底面冷却 / 高湿度測定 / 結露センサ / 培養容器 / フィルタ- |
研究概要 |
植物組織培養おいて環境制御の重要性が認識されているにもかかわらず、培養器内の環境については、測定の難しさなどから十分な知見が得られていない。特に湿度分布、温度分布などについては、分布を重視した計画を行った例がほとんど無く、培養器内の環境制御も、経験によって培養器外の環境を制御し、間接的に行っているに過ぎない。そこで本研究では、従来あまり行われていない培養器内環境の測定を行った。特に、培養器環境の中で湿度は最も重要な環境要素の一つであるが、従来測定例が少ないため、その測定手法の開発を行った。 組織培養での湿度センサの条件は、容積の小さい容器内で多点の湿度を測定できるように小型で、高湿度を精度良く計測できることであるが、このような条件を満たすセンサは開発されていなかった。そこで、本研究では、従来結露の有無の判定にのみ用いられていた結露センサを、湿度の測定にも使用を試み、その結果、既存の湿度センサでは非常に測定が難しいとされていた。相対湿度95%以上の領域が、結露センサによりかなり正確に測定できることを明かにした。 次に、このセンサを用いて、培養器内の高湿度を避けるために用いられる手法である「フィルタの装着」と、「培養器底面冷却」の効果の測定を行った。従来の研究では、このような手法の環境的効果を定量的に評価した例はほとんど無いが、本研究では、これらの手法を用いた場合の培養器内の温度、湿度プロファイルを明らかにし、相対湿度の変化から見ると、「培養器底面冷却」による湿度低下が大きいことを明かにした。 以上のように、本研究では、従来行われていない分布を重視した培養器内の環境の測定を行うための手法を開発し、その有効性を示した。
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