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トランスジェニックマウスを用いたIn situ ハイブリダイゼ-ション法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 03660298
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 基礎獣医学
研究機関北海道大学

研究代表者

昆 泰寛  北海道大学, 獣医学部, 助手 (10178402)

研究分担者 遠藤 大二  北海道大学, 獣医学部, 助手 (40168828)
三好 一郎  北海道大学, 医学部, 助手 (10183972)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1991年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードトランスジェニックマウス / In situハイブリダイゼ-ション / 免疫組織化学 / 免疫電顕 / ジゴキシゲニン / 下垂体 / TSH / 腫瘍
研究概要

当該研究者らは甲状腺刺激ホルモン(TSH)産生細胞に特異的な発癌モデル、あるいはTSH産生細胞を特異的に欠損する疾患モデルをトランスジェニックマウス(TgM)で作成中である。すなわちヒトTSH β鎖プロモ-タ-/エンハンサ-(TSH β P/E)領域ーSV40ウィルスT抗原(SV40T)DNAから成る融合遺伝子を導入し、TSH産生細胞腫瘍TgMを、また同様にTSH β P/Eージフテリア毒素A鎖(DTA)DNAの融合遺伝子を導入しTSH産生細胞を特異的に欠損するTgMを作成した。現在までTSH特異発癌モデルTgMが確立された。前者において基質的変化(癌化)のみられたものは4例で、今後の動向を観察しなければならない。これら4例は通常の光顕的ならびに電顕的固定後、純形態学的手法ならびに免疫組織化学的手法でTSH産生細胞の腫瘍性の他、成長ホルモン(GH)産生細胞、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)産生細胞、プロラクチン(PRL)産生細胞ならびに黄体化ホルモン(LH)産生細胞に対する影響などが検討された。その結果、TSH産生細胞は弱陽性ながら増加し、またGH産生細胞ならびにPRL産生細胞がやや増加傾向を示した。逆に、ACTH産生細胞ならびにLH産生細胞は絶対数の変化を示さなかった。電顕的に増殖細胞は種々の直径を有する小型果粒を細胞質内に有していたが、コントロ-ルのものに比較し果粒数が少なく、そのほとんどのものは抗GH血清に反応する果粒であった。一方、In situハイブリダイゼ-ション法はタンパク質をコ-ドする還伝子をDNAレベルあるいはmRNAレベルで検出する方法である。当該研究者らは予備実験としてジゴキシゲニンを合成30bpオリゴヌクレオチドにラベリングすることに成功し、これを抗ジゴキシゲニン抗体と反応させ最終的にHRP標識血清で当該mRNAを検出することを試みたが、最終反応産物が光顕的検出には限界があり、本法のさらなる改良が必要と結論した。なお本研究内容な一部に関しては現在投稿論文の作成中である。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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