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CampylobacterとSalmonellaのニワトリ腸内定着因子の研究

研究課題

研究課題/領域番号 03660303
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 基礎獣医学
研究機関東京大学

研究代表者

伊藤 喜久治  東京大学, 農学部, 助教授 (50100045)

研究分担者 平山 和宏  東京大学, 農学部, 助手 (60208858)
河村 晴次  東京大学, 農学部, 助手 (10161366)
塩田 邦郎  東京大学, 農学部, 助教授 (80196352)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1991年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードCampylobacter / Salmonella / 付着因子
研究概要

in vitroでの培養細胞への付着評価系を確立することを目的に,上皮系細胞であるHepー2細胞とヒト胎児小腸上皮系のINT407細胞を用いてCampylobacter jejuniとSalmonella enteritidis,Escherichia coliの細胞付着のためのシステムを検討した。
Hepー2細胞では2×10^5/mlの細胞液をチャンバ-スライドグラスに培養し,十分発育したところで3×10^8コのCampylobacter,Salmonellaを接種して,CO_2インキュベ-タ-で培養した。Campylobacterは約6時間,Salmonellaは約1時間培養後,付着していない菌を洗浄し,メタノ-ルで固定後ギムザ染色と銀染色で付着を確認した.その結果,このアッセイ系では,細胞条件や培養条件で結果が一定しないものが多く,菌株による比較までにはいたらなかった。
一方,INT407を用いた系では,Hepー2とほぼ同様のスケジュ-ルで,細胞及び菌を培養し,Campylobacterは5〜6時間,SalmonellaとE.coliは1時間,細胞と菌を混ぜて培養後,SEMでの観察と,細胞付着生菌の培養により,付着を確認した。その結果,下痢患者より分離した5/21株で付着がみられ,細胞1個あたり10〜20コの生菌が培養された。また,健康な動物より分離された4株では,全て付着がみられなかった。Salmomellaはニワトリより分離された株では付着がみられたが,大腸菌は健康成人より分離したものは全て付着したが,健康動物より分離したもでは,付着がみられなかった。
INT407細胞を用いた糖質や糖鎖切断酵素による付着阻止試験を行なったが,現在までのところ付着を阻止する糖質,酵素はみつかっていない。今回の研究で,in vitroの付着の評価系が確立できたものと考える。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 伊藤 喜久治: "培養細胞を用いたCampylobacterの付着因子の研究" J.Vet.Med.Sci.

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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