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肝硬変をモデルとした前癌病変に関わる遺伝子のクロ-ニングとその診断への応用

研究課題

研究課題/領域番号 03670164
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 人体病理学
研究機関日本大学

研究代表者

江角 真理子  日本大学, 医学部, 助教授 (30167291)

研究分担者 中林 啓記  日本大学, 医学部, 助手 (50237369)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1991年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード肝硬変 / 前癌病変 / 遺伝子クロ-ニング / αーフェトプロテイン / HNFー1 / グリコ-ゲン合成酵素 / アイソザイム
研究概要

1、サブトラクション法による肝硬変特異的遺伝子のクロ-ニング
現在、尚進行中である。
2.αーフェトプロテイン発現制御蛋白の遺伝子クロ-ニング
αーフェトプロテインの発現制御領域の中で最も促進効果の高い領域として、転写因子HNFー1結合部位が報告されている。HNFー1は肝特異的なmRNAに共通な転写因子として、正常肝にもともと存在するものであるが、最近ラットで癌化に伴いそのvariant formの存在することが報告された。そこで、αーフェトプロテイン産生肝細胞癌HepG2を用いて、ヒトHNFー1variantの遺伝子クロ-ニングを試みた。ラットHNFー1のDNA結合部位の塩基配列をPCRで単離し、プロ-ブとして用いた。HepG2 cDNAライブラリ-100万個をスクリ-ニングした結果、一つの陽性クロ-ンを得た。現在その塩基配列を決定している。昨年末、残念ながらヒトHNFー1及びHNFー1 variantのcDNAクロ-ニングの報告が発表された。我々が単離したcDNAクロ-ンが、報告されたHNFー1或いはHNFー1 variantと一致するものか、それとも別の新たなHNFー1 variantか検討し、場合によっては発現蛋白の転写促進活性を証明する必要がある。更に、正常肝、肝硬変、肝癌におけるそれらの発現を調べ、肝硬変を含めた初期癌化のマ-カ-となりうるか否か、検討する予定である。
3.グリコ-ゲン合成酵素のアイソザイム変化
ヒト肝型グリコ-ゲン合成酵素のcDNAクロ-ニングを進めている最中、偶然、ヒト肝癌HepG2細胞のcDNAライブラル-より筋型グリコ-ゲン合成酵素のcDNAクロ-ンを単離した。正常肝cDNAライブラリ-からは肝型のみ単離されることより、癌化に伴うグリコ-ゲン合成酵素のアイソザイムパタ-ンの変化が示唆された。現在、ノザンブロット解析により、肝硬変、肝癌でのアイソザイムパタ-ンの変化を検討中である。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 中林 啓記: "The primary structure of human liver glycogen synthetase deduced by cDNA cloning"

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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