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新しい急性期反応物質LIPの分子病理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 03670179
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 実験病理学
研究機関大分医科大学

研究代表者

秋月 真一郎  大分医科大学, 医学部, 助手 (80159334)

研究分担者 瀬戸口 美保子  大分医科大学, 医学部, 助手 (20236110)
樋口 安典  大分医科大学, 医学部, 助教授 (60040284)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1991年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード血清アミロイドA / SAA3 / 逆転写 / グルココルチコイド / アンチセンスmRNA
研究概要

1.LlPcDNAの全塩基配列の解析:MφcDNAライブラリ-より得られた800bpのインサ-トを持つcDNAを用いてLIPcDNAをカバ-する別のcDNAクロ-ンを採取し、950bpの全塩基配列を明かにした。興味あることにデターベ-スの検索によりLIPの塩基配列はserum amyloid A3(SAA3)cDNAに含まれることが判明した。2.LIPmRNAの転写変化の検索:LIP(SAA3)cDNAを用いてSP6およびT7 RNAポリメラ-ゼによりセンスおよびアンチセンスRNAプロ-ブを作成しMφ細胞株における発現を検討し、いずれのストランドでも転写がみられることをノ-ザン法で確認した。しかし、LPS刺激ではSAA3のmRNA(センスmRNA)でのみ発現増強が見られ、LIP側は恒常的発現が見られるもののLPSでの増強は軽微であることが判明した。3.LIPmRNA発現領域の検討:LIP側の発現がセンスmRNAのどの部に対応するかを制限酵素サイトを利用して種々の長さのアンチセンスプロ-ブを作成しノ-ザン法で検討した。その結果、LIPmRNAの転写部はSAA3の第4エキソン部に対応することが明かになった。4.抗LIP抗体作成:アンチセンスmRNAから予想されるアミノ酸について少なくとも3カ所にコ-ド領域が取れる。これまで最も長い71個のアミノ酸部の15アミノ酸からなるペプチドを合成し、これに対する抗体を作成した。この抗体を用いてMφ細胞株のPAPによる検討および培養上清のELISAによる検索を行ったが、反応蛋白を確認することが出来ず、さらに別のコ-ド領域の合成アミノ酸について同様の検討を進めている。5.SAA3のグルココルチコイド(GC)による転写増強:LIPcDNAを用いたノ-ザン法でGCにより著明な発現が見られることが明らかになった。この発現はmRNAプロ-ブを用いた検索からSAA3に対応するものであることを確認した。SAAのGCにより発現増強は新しい知見であり、さらに、SAA1とSAA2でも同じ現象が見られることをin vitro、in vivoで確認した。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Ishida,T.: "Enhancement of serum amyloid A(SAA)mRNA expression by corticosteroids" J.Biol.Chem.

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] Akizuki,S.: "Expression of antisense mRNA of the murine SAA3 gene"

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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