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骨髄間質細胞のin vivoにおける血液幹細胞支持能の機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 03670182
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 実験病理学
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

梅澤 明弘  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (70213486)

研究分担者 秦 順一  慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90051614)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1991年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードKUSA細胞 / 造血誘導能 / 血液幹細胞支持能 / 骨髄問質 / 膜性骨化 / 骨誘導能 / ギャップ結合 / 液性因子
研究概要

KUSA細胞は、骨髄間質由来であり、ヌ-ドマウス皮下に移植することによって造血を支持する。赤芽球、顆粒球、巨赤芽球系の三系統の細胞を認める。
この細胞は、in vitroにおいて多分化能を有しており、in vivoにおいても骨細胞並びに脂肪細胞への分化を示した。特に骨細胞への分化は興味深く、膜性骨化を移植後2週間で示す。軟骨形成はおこさない。骨形成は、diffusion chamber内に移植した場合においても生じるため、細胞自体に骨細胞への分化能があると結論した。また、液性因子としてCSFー1並びにstem cell growth factorを発現していた。これらの液性因子は造血に係わっていることは明らかであるが本細胞のin vivoでの造血誘導能に十分なものではなかった。異なる膜性因子ないし液性因子の関与が考えられる。同時に本細胞の性格付けを行った。コラ-ゲンI型とIII型を発現しており、ギャップ結合構成分子であるconnexin43の発現も見られた。私はこれらの性格のうち、本細胞の骨細胞への分化ないしは骨形成能が造血の誘導に直接関係していると考え、本細胞より産生する蛋白のうち、造血誘導能ないし骨誘導能を有する蛋白質の精製を試みている。以上のことよりin vivoで血液細胞を誘導する能力を有する細胞の存在の証明並びにその性格付けを明らかにしたと考える。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Umazawa A: "A Multipotent Marrow Sarcomal Cell Line Is Able to Induce Hematopoiesis in vivo" Journal of Cellular Physiology.

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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