研究課題/領域番号 |
03670228
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
細菌学
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研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
谷口 初美 (1993) 産業医科大学, 医学部, 講師 (00037483)
水口 康雄 (1991-1992) 産業医科大学, 医学部, 教授 (10072919)
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研究分担者 |
谷口 初美 産業医科大学, 医学部, 講師 (00037483)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1992年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1991年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 抗酸菌 / 大腸菌 / シャトルベクター / 複製開始領域 / ジーンバンク / シャトルベクタ- |
研究概要 |
抗酸菌・大腸菌シャトルベクターの構築を行った。遅発育菌M.bovis BCG及び、迅速発育菌M.smegmatis J15csで複製できるシャトルベクターとして、カナマイシン耐性マーカーを有するpYT923とクロラムフェニコール耐性を有するpMT923を構築した。また、遅発育菌M.bovis BCGでのみ複製できるシャトルベクターとして、カナマイシン耐性を有するpYT937,クロラムフェニコール耐性を有するpMT933を構築した。pMT933はpAL5000と共存でき、30代まで安定に保持され、遺伝学的研究に有用であると思われる。これらの抗酸菌での複製に必要な領域の解析を行った。その結果、BCGでの複製には、上流に繰り返し構造の多数存在する領域と、約29kdのrep蛋白質をコードする1つのopen reading frame(ORF)を含む約1.6kbが必要であるが、M.smegmatis J15csでの複製には、更にその上流の領域が必要であった。この領域には、約29kdの蛋白質をコードするORFが存在した。この蛋白質の機能は不明である。今後の興味ある研究課題である。これらの断片をプローブにして、サザンハイブリダイゼーションを行った結果、親株のM.scrofulaceumの3株にのみhomologousな遺伝子が存在し、他の8種類の抗酸菌にはhomologousな遺伝子は存在しないことが明らかとなった。この遺伝子は菌種に特異的であることが示された。これらのM.scrofulaceum3株に存在するhomologousな遺伝子の解析も今後の課題である。またこのベクターに、カナマイシン耐性のプロモーターの下流にHBs抗原遺伝子を連結したものを挿入して、BCGでの発現を見たが、発現しなかった。この発現も今後の課題である。
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