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職域ー地域のネットワ-ク化による勤労者のト-タルヘルス・ケア・システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 03670267
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 衛生学
研究機関香川医科大学

研究代表者

浅川 冨美雪  香川医科大学, 医学部, 講師 (20159362)

研究分担者 實成 文彦  香川医科大学, 医学部, 教授 (60127561)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1991年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード勤労者の成人病予防 / 定期健康診断 / 生活習慣 / デ-タベ-ス / 中小零細企業の健康管理活動 / 第一次予防 / 職域ー地域のネットワ-ク化 / ト-タルヘルスケアシステム
研究概要

システム構築の基礎となる健診情報や生活関連情報などについてデ-タ-ベ-スを作成し、実態把握ならびに疫学的検討を行った結果、rーGTPと飲酒や喫煙、あるいは肥満と腹一杯食べる食習慣など定期健診結果と生活習慣との間に関連が認められた。これらのことより、検査値に異常を示した者はもちろん、40才未満の年代層や検査値に異常を示さなかったが生活習慣の好ましくないものに対する成人病予防の具体的な手がかりが得られ、労働衛生コンサルタント所属保健婦を中心とした生活・保健指導などへの活用が可能になった。また、企業間でみると個々の企業における集団特性がうかがわれ、各個人の保健指導の充実を図るとともに企業の集団特性に応じた健康管理の必要性が明らかになった。
さらに以上の成果をもとに保健指導の一試みとして、地域開業医との連携のもとに労働衛生コンサルタント所属保健婦・地域保健婦・栄養士等による包括的ヘルスケアの実践的事例研究を行い、一定の成果を得た。
中小零細企業における健康管理活動は健診・事後指導の充実を当面の重点にさぜるを得ない現状にあるが、成人病予防などに対しては第一次予防への展開が必要である。そのためには、勤労者の生活が職域と地域の密接な関わりの中で営まれていることを考えると、職域と地域の連携がとくに中小零細企業における今後の健康管理活動の展開にとって重要と言え、今回の試行は一定の成果を収めた。今後、地域の社会資源の有効活用が一つのポイントになると考えられる。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 浅川 冨美雪,實成 文彦: "中小企業労働者の定期健診結果と生活習慣の関連について" 産業医学.

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 浅川 冨美雪,實成 文彦: "中小企業労働者の健康管理についてー保健指導の試みー" 産業医学.

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 實成 文彦,浅川 冨美雪: "中小零細企業の健康管理についてー地域保健との連携の視点からー" 産業医学.

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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