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モ-メント解析によるコカインの臓器移行性と毒性評価

研究課題

研究課題/領域番号 03670296
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 法医学
研究機関京都大学

研究代表者

福井 有公  京都大学, 医学部, 教授 (10025588)

研究分担者 山岡 清  京都大学, 医学部, 助手 (50109013)
中村 智恵美  京都大学, 医学部, 助手 (10115842)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1991年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードCocaine / Moment Analysis / Tissue Disposition / Evaluation of Toxicity
研究概要

近年、麻薬等の薬物濫用は世界的な広がりをみせ、国連では1991年から10年間を「麻薬濫用根絶の10年」と定め包括的な麻薬対策について世界的な取組みがなされるに至ったが、その原因のひとつであるコカインは、“クラック"と称する遊離塩基での濫用例が急増し、特に米国において薬物関連症例、死亡事例の増加の原因ともなっている。そこで本研究では、コカインの臓器移行性を毒性評価の観点から捕らえ、モデル非依存的な解析法であるモ-メント解析により定量的な解析を試みようとした。
ラットに諸種濃度の塩酸コカインを静脈投与した後、経時的に主要臓器のコカイン濃度を測定した結果、コカインの迅速な広範囲にわたる臓器への分布が確認された。また、投与量が増すと特に脳/血液および肝/血液濃度比が上昇する傾向にあった。各臓器におけるコカインの時間ー濃度曲線からモ-メント解析を試みたところ、投与量が増すと0次および1次モ-メントが共に変動する結果が得られた。現段階では、動態パラメ-タを正確に算出するに至っていないが、モ-メント解析は、コカインの臓器内分布からその標的臓器を定量的に推定し毒性評価を行おうとする場合には有用な解析方法であることが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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