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むち打ち症の免疫学的判定法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 03670301
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 法医学
研究機関宮崎医科大学

研究代表者

高浜 桂一  宮崎医科大学, 医学部, 教授 (70040160)

研究分担者 瀬尾 泰久  宮崎医科大学, 医学部, 助手 (80187830)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1991年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードWhiplash injury / Immunohistochemistry / Dystrophin
研究概要

本年度までの研究実績は以下の通りである。
1.抗アクチン抗体を用いた頸部筋損傷の組織学的検討
交通外傷による司法解剖例から頸部筋肉を採取し、パラフィン切片作製後、抗アクチン抗体を用いたABC法によって免疫組織学的に筋繊維の損傷の程度を検討したところ、筋肉内に出血の認められた損傷群においては、筋繊維の断裂及び走行異常が多数認められた。次いで家兎の頸部筋肉に、実験的に20〜120Gの外力を作用させ外力によって生じる筋の一次的損傷を、同様に組織学的に検討した。その結果、40G以下の負荷群では、筋繊維に異常を認めなかったが、筋の断裂する40G以上の負荷群においては、筋の断端部で横紋の消失、硝子様変化が認められ、同時に筋繊維の断裂が認められた。
2.筋形質膜蛋白Dystrophinの精製
Dystrophinの精製は以下の様に行った。先ず、牛骨格筋を10%SDSで可溶化後、ウルトロゲルAcA22でゲルろ過を行い、M.W.230kd以上の蛋白を含む分画を得た。同時に、DMD疾患モデルmdxマウス骨格筋を同様に処理した後、4ー15%SDSーPAGEを用いて両者を比較し、Dystrophinのバンドの同定を行った。その結果、DystrophinはM.W.400kd前後のSinglバンドであると思われた。次いで、4%SDSーPAGEにより、牛骨格筋ゲルろ過分画からDystrophinを電気的に抽出した。現在、精製したDystrophinを免疫して、抗体を作製中である。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 松田 洋和,瀬尾 泰久,高浜 桂一: "むち打ち症の免疫組織学的検討" 法医学の実際と研究.

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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