研究課題/領域番号 |
03670331
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内科学一般
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
今井 加三 (今井 浩三) 札幌医科大学, 医学部, 助教授 (60117603)
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研究分担者 |
谷内 昭 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50045324)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1992年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1991年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | アミロイドーシス / アミロイド関連蛋白遺伝子 / アルツハイマー病 / AA蛋白 / 新アミロイド関連蛋白 / アミロイド-シス / アミロイド蛋白 / モノクロ-ナル抗体 / AM34抗原遺伝子 |
研究概要 |
アミロイド蛋白には、家族性アミロイドポリニューロパチーにおける異型プレアルブミン、原発性あるいは骨髄腫に伴うアミロイドーシスにおけるAL、主として連発性アミロイドーシスに検出されるAAなどが知られてきており、最近ではこれらの蛋白の一次構造や、これをコードする遺伝子が明らかにされつつある。さらにアルツハイマー型痴呆(SDAT)脳におけるアミロイド関連蛋白として、β蛋白(Glenner,1984)が同定され、現在ではSDATの成因、病態との関連で、本蛋白をめぐり急激な研究の展開が認められつつある。 我々は近年関節リウマチ患者に続発したアミロイドーシス組織を出発材料としていくつかのモノクローナル抗体(MoAb)の作製に成功したが、この中でMoAb AM34(IgG1)が、従来のAA蛋白とは明確に異なる蛋白を認識していることを見い出した。さらに興味あることに本抗体はSDAT脳の老人斑およびアミロイド血管にも反応することが判明した。本研究でこの新しい蛋白の免疫学的・化学的同定を行うとともに、それをコードする遺伝子をクローニングすることに成功した。現在さらに詳細な検討を行いつつある。
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