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トランスジェニックマウス作製によるC型肝炎発症機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 03670351
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 消化器内科学
研究機関東京大学

研究代表者

三田村 圭二  東京大学, 医科学研究所, 助教授 (30101314)

研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1991年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードC型肝炎ウイルス(HCV) / HCV・cDNA / トランスジェニックマウス / C型慢性肝炎 / 慢性肝炎の発症病理
研究概要

C型肝炎ウイルス(HCV)の遺伝子(HCV・RNA)加分離され,HCV感染個体にHCV・RNAおよびHCV関連蛋白に対する抗体の産生がみられる.HCVはヒトおよびチンパンジ-に感染するが、なお、培養細胞への感染は成功していない。HCV感染の動態,肝炎とくに慢性肝炎の発症病理の検討のため、HCV感染の動物モデルとして,HCV遺伝子導入トランスジェニックマウスの作製を行なっている。
1.HCV遺伝子(HCV・cDNA)の作製
:HCV抗体陽性慢性肝炎患者血清から,RNAを抽出し,逆転写によりcDNAを作製し,HCVの構造蛋白(core蛋白および外被蛋白)を支配する構造遺伝子のcDNAを作製した。
2.導入HCV・cDNAの構築
:HCV構造蛋白の肝細胞における特異的発現を目的として、HCV構造遺伝子cDNAに,プロモ-タ-/調節遺伝子として,エンハンサ-およびプロモ-タ-を含むアルブミン遺伝子を結合した。
3.トランスジェニックマウスの作製
:アルブミンのエンハンサ-およびプロモ-タ-を結合したHCV構造遺伝子cDNAをマウス(C_<57>B1/6)受精卵の初期胚に,マイクロインジェクションにより導入し,里親にもどし,トランスジェニックマウスの作製を現在実施している。
4.今後の計画
(1):マウス染色体DNAに組み込まれたHCV遺伝子の組み込まれ方,安定性を検討する。mRNAおよび構造蛋白の検索により,HCV遺伝子の発現を検討する。
(2):HCV構造蛋白免疫同系マウスの液性抗体およびリンパ球を構造蛋白発現マウスへ移入し,肝炎を誘発し,標的抗原の解析を行なう。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書

URL: 

公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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