研究課題/領域番号 |
03670425
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
内山 真一郎 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (50119905)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1993年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1992年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1991年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 血小板凝集能 / B-thromboglobulin / 血小板第4因子 / TAT / PIC / D-dimer / 心原性脳塞栓症 / 左房拡大 / 血小板放出因子 / D-ダイマー / 心エコー / 胸部CT / INR / 血小板機能 / 凝固線溶系分子マ-カ- / International Normalized Ratio(INR) / 心エコ- / 心CT / ワ-ファリン / 抗血小板薬 |
研究概要 |
心原性脳塞栓症患者において凝血学的検査として血小板機能と凝固・線溶能を検討した。血小板機能検査としてはADP・アラキドン酸・血小板活性化因子(PAF)をアゴニストとする血小板凝集能、ずり応力による血小板凝集、B-thromboglobulin、血小板第4因子を測定し、凝固・線溶系の指標としてATIII、TAT、PIC、D-dimerを測定した。心原性脳塞栓症群全体では対照群に比しアゴニストおよびずり応力による血小板凝集能は亢進していなかったが、急性心筋梗塞(AMI)、左室瘤、僧帽弁逸脱(MVP)ではアゴニストによる血小板凝集能の亢進が認められた。放出因子の上昇は心房細動(NVAF)、リウマチ性弁膜症(RHD)、人工弁置換例(PVR)、MVP、AMI、左室瘤に認められた。TATの上昇はNVAFに認められたが、左房拡大(LAD)を有する群では有しない群よりTATが有意に高値であった。PICとD-dimerは心原性脳塞栓症群全体では対照群より有意に高値を示したが、特にRHDとPVRで著明な増加例を多く認めた。このように、3年間の症例の集積により、脳塞栓症の原因となる心疾患の種類による比較が可能となり、その結果、原因心疾患により血小板・凝固・線溶の活性化の有無と程度は異なることが判明したので、抗血栓療法の種類と強度は原因心疾患別に異なった対策が必要と考えられた。また、LADと凝固・線溶系の活性化とは相関があり、LADは凝固・線溶系の活性化を介して左房血栓形成の要因になると考えられた。
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