研究課題/領域番号 |
03670517
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
小児科学
|
研究機関 | 国立精神・神経センター |
研究代表者 |
菊池 愛子 国立精神・神経センター, 神経研究所・微細構造研究部, 研究員 (70159010)
|
研究分担者 |
加茂 功 国立精神, 神経センター・神経研究所・微細構造研究部, 室長 (70108489)
埜中 征哉 国立精神, 神経センター・神経研究所・微細構造研究部, 部長 (80040210)
|
研究期間 (年度) |
1992
|
研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
|
配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1992年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1991年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
|
キーワード | ミトコンドリア / 培養細胞 / データベース / 細胞バンク / ミトコンドリアサイドパチ- / 培養 / 筋細胞 / HeLa細胞 |
研究概要 |
1。変異ミトコンドリアを有する細胞に垣久的な増殖能を付与し、また核遺伝子との関連を明らかにするためには、当該の細胞に、遺伝子 入によ不死化をはかり、また、HeLa細胞など株化細胞とのハイブリッド、あるいはサイブリッドなど雑種形成をはかることが考えられる。まず、患者由来の培養筋細胞の、SV40、Polyoma virus、p53遺 2。HeLa細胞より、EtBr処理したミトコンドリアDNAが欠如した細胞は、親細胞。、このうちEtBr細胞と、変異ミトコンドリアDNAを有する細胞とでサイブリッドを作らせたところ、変異ミトコンドリアDNAが保有されているクローンが分離でき、その遺伝子型質が発現していることを分子生物学的、生化学的、確かめることができた。すなわち、ミトコンドリアの異常はミトコンドリアDNAと核DNAの双方がコードしている酵素の異常を伴うが、核コード遺伝子は正常でもミトコンドリアDNAに異常があると親細胞に類似した生化学的異常が保有細胞上にもたらされることが確かめられた。 3。これらの成果をもとに、ミトコンドリア遺伝子発現の特殊性に鑑み、遺伝子蓄積の場としての細胞を広く、多くの研究者に公開、分与できる体制を整えたいと。また、他施設での細胞、遺伝子情報の相互交換をするためにも、先に開発した、データベースの無償分与をしたいと考えている。
|