研究課題/領域番号 |
03670531
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
皮膚科学
|
研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
高森 建二 順天堂大学, 医学部, 教授 (40053144)
|
研究分担者 |
須賀 康 順天堂大学, 医学部, 助手 (90245738)
坪井 良治 順天堂大学, 医学部, 講師 (70221421)
|
研究期間 (年度) |
1991 – 1993
|
研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
|
配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1992年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1991年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
|
キーワード | プロテアソーム / skin Proteasome / High-Molecular-weight Protease / 高分子量プロテアーゼ / 皮膚プロテア-ゼ / 皮膚プロテアソ-ム / セリンプロテア-ゼ / 高分子量蛋白分解酵素 / プロテアソ-ム |
研究概要 |
昨年迄の研究に於いて、skin proteasomeは15-20個のsubunitから成る分子量約75万のring-shaped構造をとり、活性にserine残基とcysteine残基が関与していること、Ca^<2+>や脂肪酸により活性化されること、主として表皮に存在すること等を明らかにした。本年度は各種皮膚疾患の病像形成と本酵素との相関を昨年得たpreliminary結果を更に詳細に検討した。即ちヒト肝プロテアソームモノクローナル抗体を用いて、正常皮膚、尋常性乾癬、皮膚悪性腫瘍(有棘細胞癌、ボーエン病、基底細胞上皮腫)におけるプロテアソームの局在を検討した。ヒト正常皮膚では表皮細胞層に均一に存在し、顆粒層〜有棘層では核にも認められた。乾癬では顆粒層〜有棘層下層の細胞質と核に強い陽性所見が認められた。一方、有棘細胞癌やボーエン病のような悪性腫瘍細胞では細胞質には殆ど認められず、核にのみ特異的に認められた。しかし、基底細胞上皮腫では細胞質、核ともに弱い陽性所見が認められた。これらの結果は、表皮細胞の分化の制御機構や悪性化にプロテアソームが関与している可能性を示唆している。
|