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脳磁図の精神科臨床への応用

研究課題

研究課題/領域番号 03670558
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 精神神経科学
研究機関東京大学

研究代表者

丹羽 真一  東京大学, 医学部・(病)精神神経科, 助手 (30110703)

研究分担者 伊藤 憲治  東京大学, 医学部・音声言語医学研究施設, 助手 (80010106)
福田 正人  東京大学, 医学部・(病)精神神経科, 助手 (20221533)
平松 謙一  東京大学, 医学部・(病)精神神経科, 助手 (50218814)
四元 秀毅  東京大学, 医学部・(病)検査部, 講師 (10134545)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1991年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードMEG / てんかん / 分裂病 / てんかん性突発波 / 聴覚誘発磁場 / 体性感覚誘発磁場
研究概要

1.脳磁図の精神科臨床への応用の際を注意点をまとめることを目的として、てんかん患者の突発性異常波の脳磁図による測定、および分裂病患者における聴覚性誘発磁場、体性感覚性誘発磁場の計測を37チャネル生体磁気計測装置(SMlー1001)を用いて行った。
2.東大病院精神神経科通院中の側頭葉てんかん患者10名について自発脳磁図の突発性異常波を通常の脳波と同時記録して発生源の推定を行った。次のような結果が得られた。(1)実測値と理論値の相関係数が0.99以上の場合には局在推定結果の信頼区間はほぼ1cm^3以内の領域である。(2)脳波上で棘波が認められた場合には脳磁図上でも棘波が認められた。脳磁図上で棘波が認められても脳波上には認められない場合が少数ながら存在した。(3)対象となった側頭葉てんかん患者の自発脳磁図上の突発波の発生源は側頭葉皮質、側頭葉内側部深部に推定された。
3.東大病院精神神経科通院中の分裂病患者5名について聴覚性誘発磁場を周波数の異なる純音を刺激として用いて記録した。またそのうちの一部の患者について体性感覚誘発磁場をエア・パフ刺激を手指、口唇に加えることにより記録した。次のような結果が得られた。(1)聴覚誘発磁場の潜時100msecくらいの成分を指標とした場合、幻聴のある患者では左右側頭部の非対称が目だったが、幻聴のない患者では左右対称であった。(2)幻聴のある患者では高音になるほど発生源が深部になるtonotopic organizationが不正なものがあった。(3)体性感覚誘発磁場が記録できた症例で潜時50ー100msecの成分を指標として発生源を推定することにより手指、口唇の受容野の位置関係を検討したところでは正常であった。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 四元 秀毅ほか: "37チャネル生体磁気計測システムを用いたてんかん棘波の局在推定" 臨床病理. 39巻. 1173-1183 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 丹羽 真一ほか: "脳磁図の精神科臨床への応用" INNERVISION. 7巻. (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 丹羽 真一: "MEGー脳磁図の基礎と臨床ー" 高倉 公朋,大久保 昭行, (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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