研究課題/領域番号 |
03670643
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
中崎 久雄 (1992) 東海大学, 医学部外科2, 助教授 (10056145)
花上 仁 (1991) 東海大学, 医学部, 助教授 (40121446)
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研究分担者 |
黒沢 努 大阪大学, 医学部実験動物, 助教授 (60129997)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1991年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | TPN / S-IgA / PSK / Bacterial Translocation / リンパ球サブセット / 消化管リンパ節 / BRM / 消化管廃用性萎縮 / 経中漢静脈高カロリ-輸液 / Biological Response Modifier / パイエル板 / helper / inducer T / suppressor / cytotoxic T |
研究概要 |
平成3年度は次の点について研究した。 1)中心静脈栄養方法が消化管粘膜の萎縮をもたらす。 2)PSKの投与によってパイエル板の減少防止、免疫系細胞の生体内分布の正常化がもたらされる。この2点に関しての結果が得られた。 平成4年度は中心静脈栄養方法(TPN群)が免疫系特に与える影響について検討 1)胆汁中のS-IgA 2)門脈血中のS-IgA 3)腸間膜リンパ節へのBACTERIAL TRANSLOCATIONの研究を行った。 (研究結果) ・腸間膜リンパ節の細菌学的検討ではTPN群では明らかに対象群に比して高率に細菌数が検出されBACTERIAL TRANSLOCATIONが認められた。 ・門脈血中のエンドトキシン量には差はなかった。 ・S-IgAは胆汁中および門脈血中でTPN群で低い値を示した。 ・消化管粘膜における免疫系細胞の局在検討でTPN群での免疫能低下を示唆する結果がが得られた。 (結論と展望) TPN長期投与によって消化管局所の免疫能は低下を示した。これらの低下にたいする対策としてPSKなどのBRMの投与が有効である。
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