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急性膵炎発生メカニズムにおけるプリン代謝面からの実験的検討(特にキサンチンオキシダ-ゼ活性の関与について)

研究課題

研究課題/領域番号 03670645
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 消化器外科学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

吉井 修二  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (50200928)

研究分担者 堀 訓也  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (20199524)
久保 宏隆  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (70119791)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1991年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード急性の膵炎 / フリ-ラジカル / キサンチンオキシダ-ゼ / プリン代謝 / 組織内尿酸
研究概要

昨年度は,体重約200〜250gの雄性Wistar系ラットにcaerulein50μg/kg・weightを皮下注射し,急性膵炎実験モデルを作成した.Caerulein投与前および投与後30分,1時間,6時間,12時間目にエ-テル麻酔下で開腹し,採血ならびに膵組織を採取し,血清アミラ-ゼの測定,膵組織内尿酸・キサンチン・ヒポキサンチンおよびcーAMP濃度を測定した.また,組織学的検索を併せて行った.この結果,caerulein投与により血清アミラ-ゼの上昇を認めるとともに組織目的にも急性膵炎像を確認した.一方,caerulein投与により膵組織内尿酸値は有意に増加したが,キサンチン・ヒポキサンチンおよびcーAMPは有意の減少を認めた.このことは本急性膵炎実験モデルにおいてキサンチンオキシダ-ゼ活性の増加に起因したプリン代謝系の賦活化が起こっているものと考えられる.キサンチンオキシダ-ゼ活性の上昇は末梢循環不全状態において組織内にfree radicalsを容易に発生せしめる状況にある.本研究では直接的にfree radicalsを証明するものではないが,プリン代謝系の亢進とキサンチンオキシダ-ゼ活性の上昇より考察すると,急性膵炎の発症にfree radicalsの関与が強く示唆される.今後は,同実験モデルにおいてキサンチンオキシダ-ゼ阻害剤であるallopurinolやSODなどのfree radicals scavengerを投与し,これまでの研究成果と比較検討することで急性膵炎発症におけるfree radicalsの関与をさらに追求する予定である.

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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