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心筋虚血時の細胞外カリウムおよびpH動態(心筋保護との関連性について)

研究課題

研究課題/領域番号 03670658
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 胸部外科学
研究機関九州大学

研究代表者

川内 義人  九州大学, 医学部, 講師 (80117093)

研究分担者 河野 博之  九州大学, 医学部, 助手 (80178227)
富永 隆治  九州大学, 医学部, 講師 (70136464)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1991年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード心筋保護 / 細胞外カリウム / 心筋硬縮 / 心筋保護液
研究概要

(目的)cardioplegic arrest時の心筋保護効果の機序を検討するため,ラット摘出心潅流モデルにおいて高カリウム心筋保護液を投与し,細胞外カリウム濃度の変化を検討した。
(方法)ラット摘出心をLangendorff modeにて常温下で潅流し,細胞外カリウム濃度(Ke)測定用電極を左室に挿入し,Keの変化を高入力抵抗アンプを通してオシロスコ-プおよびレクチコ-ダ-に記録した。また左室内にラテックスバル-ンを挿入し、左室収縮期圧および静止圧、左室圧一次微分値を記録した。45分の全虚血モデルにおいて高カリウム心筋保護液(K20mM)を1回投与した群(1群),15分間隔で3回投与群(2群)を設定し,上記のパラメ-タ-について比較検討した.
(結果)1群では心筋保護液投与によりKeは5.9mMより20mMに上昇したが,投与終了直後より減少し5分後には17mMまで低下した.その後再び上昇し45分後には30mM以上に達した.2群ではKeは心筋保護液投与後一時的に減少したのち15分後で20mMまで再上昇しているが,そこで心筋保護液再投与するため,初回投与同様に再び減少した後上昇した.3回目の心筋保護液投与後も同様であった.1群では虚血25分後にcontractureが生じたが,2群では生じなかった.
(まとめ)心筋保護液投与後,Keは一時減少し,再上昇するという具合に2相性の変化を示すことが判明した.またこの変化は心筋保護液の複数回投与により繰り返された.また心筋保護液の複数回投与により,contractureを防止できた.

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書

URL: 

公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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