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重症感染症に伴う肺障害発症における好中球の関与について:G-CSFを用いて

研究課題

研究課題/領域番号 03670724
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 麻酔学
研究機関大阪大学

研究代表者

佐々木 繁太  大阪大学, 医学部・附属病院・集中治療部, 助手 (50205845)

研究分担者 今中 秀光  大阪大学, 医学部・附属病院集中治療部, 助手 (00193673)
妙中 信之  大阪大学, 医学部・附属病院集中治療部, 講師 (10127243)
研究期間 (年度) 1991 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1992年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1991年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード全血化学発光 / ルミノール / 術後肺合併症 / 敗血症肺 / G-CSF / 好中球 / 敗血症性肺障害 / 活性酸素 / GーCSF
研究概要

1.全血を用いた化学発光が、好中球に由来するとされる肺障害の指標となりうるか否かを、当集中治療部に入室した患者において検討した。
当研究において測定した全血化学発光能とは、ルミノールおよびザイモザンを含む溶液に、一定量の全血を混合することによる化学発光を測定したもので、好中球(末梢血中の最多数を占める貪食細胞である)がザイモザンを貪食する際の活性酸素を測定することで、好中球を分離することなく、好中球の貪食能を評価し得るものであり、各種病態あるいは種々のサイトカインによる好中球の活性化状態の指標の1つと考えられる。全血化学発光能の比較検討には、単位時間当り最大発光能(CLmax)および一定時間中の累積発光量(CLtotal)の、一定量全血または単位好中球数あたりの値を用いて検討した。
術後肺合併症のない患者(対照群)と肺合併症の著しい患者(肺障害群)で、(1)動脈血の全血化学発光能、(2)混合静脈血-動脈血全血化学発光能格差を比較したところ、いずれも、肺障害群で有意に増大していた。肺障害群をさらに肺炎群(一次性の肺障害)と敗血症肺群(二次性の肺障害)とに分けると、前者では、動脈血化学発光能の増加が著しいのに比し、後者では混合静脈血-動脈血格差が増大する傾向にあった。
2.顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)投与に際しての、全血化学発光能の推移について、若干の臨床例において検討した。好中球数の増加にともない一定量全血当りの化学発光能は増大したが、これにともなう肺障害はいずれの症例においても認められなかった。

報告書

(2件)
  • 1992 実績報告書
  • 1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2018-02-02  

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