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タコ網膜早期受容体電位に及ぼす揮発性麻酔薬の作用-麻酔機序に関して-

研究課題

研究課題/領域番号 03670725
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 麻酔学
研究機関大阪大学

研究代表者

真下 節  大阪大学, 医学部, 助教授 (60157188)

研究分担者 大津 浩三  岡山大学, 理学部附属臨海実験所, 助手 (20033194)
吉矢 生人  大阪大学, 医学部, 教授 (80028505)
研究期間 (年度) 1991 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1992年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1991年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードロドプシン / 早期受容体電位(ERP) / 揮発性麻酔薬 / 膜蛋白質
研究概要

膜蛋白質に対する麻酔薬の作用に関して、網膜の早期受容体電位(ERP)測定することによってロドプシンの光照射に伴う分子構造変化に及ぼす揮発麻酔薬の影響を調べた。イイダコの眼球を摘出して得られた眼杯標本を海水潅流しながら、塩化銀電極を用いて硝子体側と強膜側から電位を誘導した600nmの順応光照射下において紫色閃光を照射すると正のERPが得られ470nmの順応光照射下で橙色閃光照射すると負のERPが得られた。両ERPの幅は、揮発性麻酔薬ハロセンおよびエンフルレンによって濃度依存的に抑制れた。正および負のERPはそれぞれロドプシン蛋白がロドプシンからメタドプシンへの構造変化およびその逆の変化に伴って発生する電位であること判っている。以上の研究結果は、ERPの麻酔薬による抑制がロドプシン分に対する麻酔薬の直接作用の結果であることを示唆した。
イイダコの網膜ERPに対する揮発性麻酔薬の作用を検索して行くうちに麻酔薬感受性が日内変動することが判ってきた。すなわち、正午から夕方にけては麻酔薬感受性が減少し、夜間から早朝にかけては感受性が増大するとう傾向がみられた。夜間から早朝にかけては正、負のERP振幅が2%およ3.5%のエンフルレンによって濃度依存的に低下したが、昼間から夕方にかては麻酔薬によるERPの変化はみられなかった。この現象についての原因不明である。

報告書

(2件)
  • 1992 実績報告書
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 西村 信哉,真下 節,吉矢 生人: "タコ網膜ERPの麻酔薬感受性について"

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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