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連続心拍量測定装置を用いた敗血症における酸素動態の研究

研究課題

研究課題/領域番号 03670734
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 麻酔学
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

勝屋 弘忠  名古屋市立大学, 医学部, 教授 (20040561)

研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1991年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード敗血症 / 酸素消費量 / 心拍出量
研究概要

当施設集中治療部に入室し機械的人工呼吸下にある患者のうち、感染があり臨床的に敗血症ないしその疑いと診断した患者10名について酸素運搬能(以下D O_2)と酸素消費量(V O_2)との関係について検討した。
方法として、我々の開発した心拍出量連続測定装置(代謝モニタ-、パルスオクツメ-タ、混合静脈血酸素飽和度モニタ-及びヘモグロビンのデ-タからFickの式を用いて1分毎に心拍出量を演算するもの)を用いた。なお吸入酸素濃度が高いところでは代謝モニタ-(デルタトラック)の精度が低下するため、一部の症例では、スワンガンツカテ-テルによる心拍出量と動脈血・混合静脈血酸素含量較差とからD O_2とV O_2の両者の値を求めた。
結果
実地臨床上、必ずしも十分な範囲のD O_2の変化を得ることはできなかったが、今回検討した範囲では、D O_2が1500ml/minまではV O_2の直線的に上昇し、両者の間には高い正の相関が認められた。これ以上のD O_2については測定ポイント数が少なく断定的なことは言えないが、上昇がなだらかになる傾向も認めた。すなわち我々の仮説である、敗血症やARDSの患者では、D O_2とV O_2との関係において、上昇からプラト-になる変囲点が、正常人に比べて上方にずれているだけである可能性が示唆された。
ただし今回の測定は、連続測定装置あるいはスワンガンツカテ-テル法のいずれを用いた場合でもカップリングデ-タとの批判を免れないため、今後両者の測定を別々の方法で行って再検討を加える予定である。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 勝屋 弘忠: "敗血症における酸素運般能と酸素消費量" ICUとCCU.

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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