• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ステロイドホルモン受容体に対する脂肪酸およびリン脂質の作用の検討

研究課題

研究課題/領域番号 03670772
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関東京大学

研究代表者

三橋 直樹  東京大学, 医学部(病), 講師 (60114667)

研究期間 (年度) 1991 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1992年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1991年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードエストロゲンレセプター / プロゲステロンレセプター / アンドロゲンレセプター / 長鎖脂肪酸 / アラキドン酸 / ドコサヘキサエン酸 / リン脂質 / フォスファジルイノシトール / フォスファチジルイノシトール / エストロゲンレセプタ- / プロゲスチンレセプタ- / 脂肪酸
研究概要

長鎖不飽和脂肪酸のステロイドホルモンレセプターに対する作用を検討した。ラットにジエチルスチルベステロールを投与し、子宮を摘出、プロゲステロンレセプターを採取した。これに各種長鎖脂肪酸を加え、レセプターと3H-R5020との結合をみた。アラキドン酸、ドコサヘキサエン酸、パルミトオレイン酸等の長鎖不飽和脂肪酸にこの結合の阻害作用が認められ、かつアラキドン酸のこの阻害作用は用量反応的であった。またこの阻害の様式は競合阻害ではなかった。ラット子宮のエストロゲンレセプターについて同様の検討を加え、やはり長鎖脂肪酸に阻害作用が認められた。この場合も阻害作用があるのは不飽和脂肪酸であり、飽和脂肪酸には阻害作用がなかった。雄ラットの前立腺を用い、アンドロゲンレセプターにつき検討すると、やはりオレイン酸、アラキドン酸、ドコサヘキサエン酸にレセプターの阻害作用が認められた。またアラキドン酸のこの阻害作用は用量反応的であり、阻害の様式は競合阻害ではないことが明らかとなった。大脳皮質のプロゲステロンレセプターもやはり長鎖不飽和脂肪酸で阻害をうけ、ドコサヘキサエン酸ではこの阻害作用は10^<-6>Mから認められ、10^<-4>Mでほぼ100%であった。次いでリン脂質の作用を検討した。エストロゲンレセプターに対しては、フォスファチジルイノシトール、フォスファチジルエタノールアミン、リゾフォスファチジルコリン、スフィンゴミエリン、カルジオリピンに阻害作用のあることが明らかとなった。プロゲステロンレセプターに対してもフォスファチジルイノシトール、フォスファチジルセリンに阻害作用が認められ、フォスファチジルイノシトールのこの作用は用量反応的であった。フォスファチジルイノシトールを加えるとプロゲステロンレセプターの結合部位数が大きく減少したが解離定数には変化がなかった。

報告書

(3件)
  • 1992 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1991 実績報告書

URL: 

公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi