研究課題/領域番号 |
03670791
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
野崎 雅裕 九州大学, 医学部, 助手 (60228319)
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研究分担者 |
斉藤 俊章 九州大学, 医学部, 講師 (80162212)
佐野 正敏 九州大学, 医学部, 講師 (60206000)
中村 元一 九州大学, 医学部, 講師 (90128059)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1993年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1992年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1991年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 卵管 / 膨大部 / ホスホリパーゼA_2活性 / 上皮細胞 / エストロゲン / プロゲステロン / 家兎卵管 / ホスホリパ-ゼA_2活性 |
研究概要 |
本研究により、家兎卵管膨大部上皮細胞には至適pHがアルカリ性でCa^<2+>依存性のphospholipase A_2(PLA_2)活性が峡部の上皮細胞より多く存在し、卵巣性ステロイドによる修飾を受けることが判明した。すなわち、家兎卵管膨大部上皮のPLA_2活性は、エストロゲン投与により促進され、エストロゲン処理後のプロゲステロン投与により抑制されるという事実が確認された。受精現象および初期胚の卵分割時期に、早期微小環境の場として重要な役割を果たしている卵管内では、配偶子と卵管との、さらに初期胚と卵管との間には高度な相互制御機構が存在していると考えられる。この相互制御機構に時間的あるいは空間的な失調をきたした場合、正常な妊娠は成立しない。PLA_2活性は、配偶子や初期胚の存在する部位により、また性周期における卵巣性ステロイドの時相により変化を示し、高度な相互制御機構の一役を担っていることが示唆された。
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