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ラット顆粒細胞における腫瘍遺伝子の発現に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 03670798
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

田辺 清男  慶應義塾大学, 医学部, 講師 (10101916)

研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1991年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードラット / 顆粒膜細胞 / 腫瘍遺伝子 / cーfos / cーmyc
研究概要

卵巣における細胞の発育排卵は種属保存の観点から非常に重要な役割を果たしている。未熟卵が受精能に獲得するためには、下垂体からのゴナドトロピンに反応して卵胞が発育する必要がある。その過程には、顆粒膜細胞が増殖し、ついで分化する事が必須である。その顆粒膜細胞の増殖機構に関しては現在ほとんど分かっていないのが現状である。そこで腫瘍遺伝子、特に本研究ではcーfosとCーmycが、ゴナドトロピンに反応して顆粒膜細胞における発現が増加するか否かを検討した。
未熟WisterラットにPHSG20IUを腹腔内に投与し、投与30後に断頭して卵巣を摘出した。卵巣より顆粒膜細胞を注射針で吸引し、ついで遠心して採取した。細胞は細胞数を算決した後ソニケ-トし、ついで塩化セシウム層績後遠心してRNAを抽出した。ついでエタノ-ル沈澱させたRNAをポリアクリルアミドゲルにて泳動し、フィルタ-に移し、 ^<32>Pで標識したcーfos,cーmycのcDNAとハイブリダイズ後、オ-トラジオグラフィ-、デンシトメトリ-にて発現量を定量した。
その結果は、cーfos,cーmycにPMSG非投与群ではほとんど発現が認められなかったが、PMSG投与群では著明に発現されている事が明らかとなった。一方、エストラジオ-ル、プロゲステロンは対照群と差は認められなかった。
以上により、ゴナドトロピンによってラット顆粒膜細胞では、細胞分裂開始前に、cーfos,cーmycが発現される事が明らかとなった。今後は、これらの腫瘍遺伝子が顆粒膜細胞の分裂増殖にどのような役割を果たしているのか検討すべきと思われる。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書

URL: 

公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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