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声帯癌と他の白色病変の鑑別に関する研究的並びに臨床的研究

研究課題

研究課題/領域番号 03670819
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

福田 宏之  慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (40051510)

研究分担者 洒向 司  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (20196140)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1991年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード声帯癌 / 喉頭白色病変 / 声帯粘膜波動 / 喉頭バイブレーター / 喉頭ストロボスコープ
研究概要

1.基視編:犬摘出喉頭の声帯に種々の程度で人工的に硬化病変を作製した。次に気管側から加湿加温された空気を送気し吹鳴させた。その時の声帯振動をストロボスコープ下にビデオ記録した。さらに分析のために超高速度カメラにて撮影した。実験のあとで硬化の部位を組織学的に検討を加えた。硬化の程度が弱い場合は粘膜波動が失われるのが振動に応じてその部位にX軸上の運動がみられた。その画像はあたかも波の上にのっている板のようなもので板そのものには波動がみられないのと似ていた。硬化の程度が強いと粘膜波動が消失すると共に述べたX軸上の運動も失われることがわかった。部位については筋層のみの硬化では粘膜波動の消失はなく、その振幅や位相についての変化があった。今後の課題は硬化の程度を当研究室で開発されたStiffness meterで検討することにあり、両者の相関をあきらかにすることである。
2.臨床編:外来で記録されたビデオグラムが資料である、喉頭ストメボスコ-プを用い,画質のすぐれている喉頭側視鏡によりビデオ記録された。生検や手術時の資料により病理のあきらかになっている症例を遂んだ。声帯癌,角化をともなう炎症,上皮肥厚,異形細胞などが主なものである。いづれも粘膜波動の障害がみられたが,異形の程度が強い程板状の運動も失われる。これらの事実により白色病変のレーザー手術にさいし,資料を得ると同発にどの程度の蒸散をおこなうかの決定が容易になっている。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 福田 宏之: "声帯障害に対する診断と治療" Progress in Medicine. 11. 304-311 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 福田 宏之: "声帯振動の基礎を考慮した音声外科" 喉頭. 3. 79-87 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 洒向 司: "バイブレーターの喉頭白色病変に対する臨床的応用" 音声言語医学. 33. 125-126 (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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