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ヒト破骨細胞形成系を介してのLPSの骨吸収機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 03670900
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関明海大学

研究代表者

栗原 徳善  明海大学, 歯学部, 講師 (10186512)

研究期間 (年度) 1991 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
1992年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワードLPS / 破骨細胞 / 破骨細胞前駆細胞 / ILー1(インタ-ロイキンー1)
研究概要

ヒト骨髄細胞および臍帯血中の血液幹細胞から、in vitroで破骨細胞の分化と形成を調べる実験系を用いてLPSが、どのようなメカニズムで破骨細胞の形成を促進しうるか検討した。ヒト破骨細胞様細胞の形成:ヒト臍帯血は患者の同意のもとに採血された。遠心比重分離法を用いて単核白血球層を分離し、非付着性の未分化の細胞を集め実験に用いた。96multiwell plateに1×10^5cells/wellの細胞を20%馬血清存在下α-MEMで播き、種々の濃度LPSを添加し、培養を行い破骨細胞様細胞の形成を行った。この培養系では、3週間で多核細胞の形成が認められた。LPSの添加で濃度依存的に23C6陽性多核細胞の形成が促進し、100ng/mlで最大の形成を観察した。この作用は、培養液中に抗IL-1抗体を添加することにより23C6陽性多核細胞の形成が阻止された。さらに、破骨細胞の前駆細胞であるCFU-GMにLPSを添加すると6時間で培養液および細胞中のIL-1αおよびβの産生が観察することができた。この促進作用は、IL-1を介して働くことが示唆されるとともに、これらIL-1を産生する細胞は、破骨細胞の前駆細胞CFU-GMであることが明らかになった。以上の結果よりLPSによる破骨細胞の形成は、血液幹細胞よりCFU-GMに分化しその細胞の分泌するIL-1がオートクラインに働いていることが示唆された。

報告書

(3件)
  • 1992 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 栗原 徳善,辰巳 順一,栗原 裕子,穴井 恭市,渡辺 幸男,池田 克巳: "ヒト破骨細胞様細胞の形成に関するLPSの役割" 日本歯周病学会誌. 33. 89- (1991)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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