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シリコ-ン系義歯床用弾性裏装材の開発

研究課題

研究課題/領域番号 03670925
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関日本大学

研究代表者

勝木 紘一  日本大学, 松戸歯学部, 専任講師 (20011025)

研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1991年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードシリコ-ンゴム / 義歯床用金属 / 接着 / リライニング / コバルトクロム合金 / ニッケルクロム合金 / 金属床義歯 / チタン
研究概要

シリコ-ンゴムとアクリルレジンとの接着を発展させて,シリコ-ンゴムによる金属床のリライニングをも可能にするために,シリコ-ンゴム床用金属(CoーCr合金,NiーCr合金,および純チタン)に接着させることを目的とした.4ーMETモノマ-とMMAモノマ-との共重合体をプライマ-として,シリコ-ンゴムをアクリルレジンに接着させる(MMA/γーMPTDMS)コポリマ-を含有する接着剤を用いたとき,CoーCr合金に対して乾燥時49kgf/cm^2の引張り接着強さを得たが,4℃と6℃の水中に各1分間保つサ-マル・サイクリングを500回行う耐水試験に接着試験体は耐えなかった.次いで,(MMA/4ーMET)コポリマ-と(MMA/γーMPTDMS)コポリマ-との混合溶液を接着剤として用いたところ,混合ポリマ-中の(MMA/4ーMET)コポリマ-の割合が高いほど引張り接着強さは低下し,(MMA/γーMPTDMS)コポリマ-のみを用いたときに,もっとも高い接着強さを示した.すなわち,シリコ-ンゴムとアクリルレジンの接着剤ポリマ-である(MMA/γーMPTDMS)コポリマ-は,シリコ-ンゴムと金属との接着にも有効であることが明らかになった.この接着剤を用いたとき,乾燥時にはCoーCr合金,NiーCr合金,および純チタンのいずれの金属もシリコ-ンゴムに対して良好な接着を示し,それぞれ,48,44,41kgf/cm^2の引張り接着強さを示した.しかし上記の耐水試験を行うと,CoーCr合金,NiーCr合金,純Ti金属のいずれも接着強さが低下し,それぞれ,35,37,26kgf/cm^2の引張り接着強さを示した.ただし,サンドブラスト処理を行えば耐水性が向上し,耐水試験後もそれぞれ,46,45,35kgf/cm^2の引張り接着強さを示した.

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 内山 誠也: "金属床用シリコ-ン系弾性裏装材に用いる接着剤の開発研究" 歯科材料・器械.

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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