• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

歯周組織細胞のインターロイキン-6産生能

研究課題

研究課題/領域番号 03670961
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 外科・放射線系歯学
研究機関日本大学

研究代表者

泉 廣次  日本大学, 松戸歯学部, 教授 (00050005)

研究分担者 小倉 直美  日本大学, 松戸歯学部, 副手 (10152448)
湊 耕一  日本大学, 松戸歯学部, 助手 (10174088)
研究期間 (年度) 1991 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1992年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1991年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードインターロイキン-6 / plasmin / Plasminogen activator / LPS / Campyrobacter rectus / Porphyromonas endodontalis / ヒト歯肉線維芽細胞 / ヒト歯根膜細胞 / Porphyromonas endodontals / インタ-ロイキンー6 / ヒト骨芽様細胞 / プラスミン
研究概要

根尖病巣や歯周疾患による歯槽骨の吸収には種々の細菌やその代謝産物、また宿主の炎症や免疫応答が深く関与している。また、歯槽骨は他の骨組織とは異なり歯肉や歯根膜と接していることから、歯肉線維芽細胞や歯根膜細胞の産生する因子の影響を受けていると考えられる。一方、plasminはlatent collagenase及びprekallikreinを活性化するといわれているおり、細胞外matrixの炎症と破壊に深く関与しているものと考えられる。また、IL-6は骨破壊を伴う慢性関節リウマチ等の研究より骨吸収因子として注目されるようになったcytokineで、破骨細胞の形成を促進すると言われている。本研究では、歯周疾患関連細菌のlipo-polysaccharide(LPS)をヒト歯肉線維芽細胞(Gin)及びヒト歯根膜細胞(PDL)に作用させ、plasminogen activator(PA)-plasmin系、IL-6のrelease及び遺伝子発現を検索した。
GinにC.r.LPSを作用させるとGinの培養液中のplasmin活性は作用させたLPSの作用時間、作用濃度に応じて上昇した。また、C.r.LPSによりGinのPA活性も上昇した。C.r.LPSによって上昇したGin由来のplasminはヒト血清中のprekallikreinを活性化した。
GinにC.r.LPSを作用させてIL-6のreleaseを測定したところ、GinのIL-6releaseは作用させたC.r.LPSの作用時間、作用濃度に応じて上昇した。そして、これはGinのIL-6遺伝子発現の上昇によるものであった。PDLについてもP.e.LPSを作用させてIL-6releaseを測定したところ、PDLのIL-6releaseも作用させたP.e.LPSの作用時間及び作用濃度に応じて上昇した。そして、PDLのIL-6releaseの上昇は、IL-6遺伝子発現の上昇によるものであった。以上の結果より、C.r.及びP.eのLPSはGin及びPDL PA-plasmin系、IL-6release及び遺伝子発現を上昇させることにより、歯周組織の破壊に関与していることが示唆された。

報告書

(3件)
  • 1992 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] N OGUR: "Stimulation of Porphylomonas Endodontalis on the Relsase of Plaswin by A Human Gingival Fibroblast cells" Journol of Dental Research.

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 小倉 直美: "ヒト歯肉線維芽細胞のPlasuin産生に及ぼす歯周病細菌の影響" 日大口腔科学.

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

URL: 

公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi