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S.mutansのGTF遺伝子のDNA塩基配列について

研究課題

研究課題/領域番号 03670977
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 小児・社会系歯学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

佐藤 節子  鹿児島大学, 歯学部附属病院, 講師 (70145514)

研究分担者 井上 昌一  鹿児島大学, 歯科部, 教授 (30028740)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1991年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードStreptococcus mutans / Streptococcus Sobrinus / グルコシルトランスフェラ-ゼ / GTFP1 / GTFP3 / クロ-ニング / DNA塩基配列 / アミノ酸配列
研究概要

いわゆるウ蝕細菌として知られているStreptococcus mutansは8種類の血清型(a〜h)に分類されている。このうち人から高頻度で分離されるのはcとd型であり、d型はStreptococcus sobrinusと呼ばれている。これらの菌の主要病原因子の一つは、スクロ-スから粘膜性のグルカンを合成するグルコシルトランスフェラ-ゼ(GTF)である。S.sobrinusは4種類のGTF(P1〜P4)を菌体外に分泌している。
我々はGTFP1とGTFP3遺伝子をクロ-ニングした。そしてgtfP1遺伝子のDNA塩基配列決定をジデオキシ法によって行った。ところが最初にクロ-ニングしたPstIーPstIフラグメント上のgtfP1には終結コドンが欠けていた。そこでInverted PCR法によりgtfP珂1下流領域のクロ-ニングを行い、この結果得られたPstIーSalIフラグメント(1・3kb)を最初のPstIーPstIフラグメントに対加して全DNA塩基配列を完成させた。
遺伝子gtfP1の上流領域のDNA塩基配列については、第39回JADR総合(1991年,大阪)において学会発表した(題名、ORF in the Upstream Region of Streptococcus sobrinus OMZ176 gtf Gene;発表者Y.ISOBE,Y.AIZAWA,N.HANADA,T.TAKAYAMA,S.SATO and M.INOUE)。
さらに、DNA塩基配列からGTFP1のアミノ酸配列を推定した。そして酵素の活性中心の検索や、異る血清型の菌からクロ-ニングされたGTFの構造と比較した。これらの結果については日本細菌学会(1992年,岩手)にて学会発表する(Streptococcus sobrnus OMZ176株の水溶性グルカン合成酵素活性中心のアミノ酸配列;花田信弘,磯部豊,相沢譲,片山剛,井上昌一,(会員外)佐藤節子)。
現在もうひとつのGTF遺伝子gtfP3についてもDNA塩基配列決定が進行中である。3^1側の約1/3が血清型h株から得られるgtfIと非常に高い相同性を示す結果が得られている。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 磯部 豊: "Streptococcus sobrinusのgtfP1遺伝子flanking領域の塩基配列" 口腔衛生学会雑誌. 41. 520-521 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] N.HANADA: "Cloning of a Streptococcus sobrinus gtf gene that encodes a glucosyltransferase which produces a highーmolecularーweight waterーsoluble glucan" Infect.Immun.59. 3434-3438 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 磯部 豊: "Streptococcus sobrinus OMZ176株のgtfP1遺伝子上流領域のDNAシ-クエンス" 口腔衛生学会雑誌. 41. 714-716 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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