研究課題/領域番号 |
03671061
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 東北薬科大学 |
研究代表者 |
沼澤 光輝 東北薬科大学, 薬学部, 教授 (90006338)
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研究分担者 |
睦見 綾子 東北薬科大学, 薬学部, 助手
佐藤 徳 東北薬科大学, 薬学部, 助手 (70215789)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1992年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1991年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | アロマターゼ / ヒト胎盤ミクロゾーム / 自殺基質 / 拮抗阻害剤 / 二重標識阻害剤 / 不可逆的結合 / ラジオメトリックアッセイ / 構造活性相関 / 4-ヒドロキシアンドロステンジオン / アンドロスト-4-エン-7,17-ジオン / 6-アルキルアンドロステンジオン / アロマタ-ゼ / ヒト胎盤ミクロゾ-ム / 阻害剤 / アンドロストー4ーエンー3,6,17ートリオン / 3ーデオキシステロイド / 6α,7αーシクロプロパンステロイド / 19位酸素化反応 |
研究概要 |
所期の目的をほぼ達成することができた。以下にその概要を示す。 1.代表的なアロマターゼ自殺基質のアンドロスト-4-エン-3,6,17-トリオン(AT)と4-ヒドロキシアンドロステンジオン(4-OHAT)の酵素不活性化機構を検討した。まず、位置および立体選択的二重標識体、〔 ^3H, ^4C〕ATと〔 ^3H, ^4C〕4-OHAを調製し、これらを種々条件下ヒト胎盤ミクロゾームとインキュベートした。その結果、ATは19-hydroxyATと19-oxoATを経て芳香核化すること、アロマターゼ結合体のステロイド部は、ATの1β-プロトン,19-メチル炭素と3個の19-メチルプロトンのうちの1個を保持すること、が明らかとなった。これらより、ATによるアロマターゼ不活性化における19-oxoATの重要な役割が示唆された。一方、4-OHAからのアロマターゼ結合体生成過程では、1β-プロトンが脱離し19-メチル炭素が保持されることより、不活性化機構に新しい知見を加えた。 2.3-デオキシAの6α,7α-シクロプロパン張導体ならびにAの6β-アルキル置換体が強力なアロマターゼ拮抗阻害剤であること、さらには、Aの異性体の5-エン-7-オンステロイドが本酵素の自殺基質であることを見出し、新しい構造活性相関を確立した。また、ATや3-deoxyAの19,19-ジフルオロ体や19-エチニル誘導体が、アロマターゼの自殺基質となることより、3-デオキシ体や6-オキソ体もアロマターゼにより19位酸素化を受けることを明らかにした。 3.〔1β- ^3H〕Aの代りにその16α-水酸化体〔1β- ^3H〕16α-hydroxyAを基質に用いる、新しいヒト胎盤ミクロゾーム中アロマターゼ活性測定法を開発し、より有効な乳ガン治療薬の開発を可能にした。
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