研究課題/領域番号 |
03671071
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 北陸大学 |
研究代表者 |
山本 郁男 北陸大学, 薬学部, 教授 (50069746)
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研究分担者 |
松永 民秀 北陸大学, 薬学部, 助手 (40209581)
渡辺 和人 北陸大学, 薬学部, 助教授 (30113038)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1991年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | aldehyde oxygenase / MALDO / シトクロムP450 / cDNAクローニング / トルアルデヒド / トルイル酸 / 種差 / モルモット / アルデヒド / 酵素誘導 / cDNAクロ-ニング / 性差 / カルボン酸 |
研究概要 |
Microsomal aldehyde oxygenasa(MALDO)の構造及び機能について検討を行い以下の結果を得た。1)P450MUT-2及びそのBrCN限定分解によって得られたペプチドのN末端アミノ酸配列を決定し、全配列の約1/5に相当する102個の配列を明らかにした。その配列は、ラットのCYP2C7に最も高い相同性(86.7%)が認められ、他にCYPs2C6(84.4%)及び2C11(78.9%)などIIC subfamilyに高い相同性を有する分子種であることがさらに明らかとなった。2)CYP2C7のcDNAをプローブとして129/J及びC57BL/6系雄マウス肝のcDNAライブラリィーをスクリーニングし、各々1.1×10^5及び4.5×10^4個のプラーク中99及び33個のポジティブなプラークの存在を認め、そのうちシグナルの強度が異なる10個についてpBluescriptにサブクローニングした。3)最もサイズの大きいクローン(約1.8kbp)につき一部シークエンスを行ったところ、CYP2C7に高い相同性をもっていたが、その塩基配列より推定されるアミノ酸配列がP450MUT‐2と完全に一致するものでなかったことから、P450MUT‐2類似の分子種であることが明らかとなった。4)MALDOの種差の検討を行い、モルモットより9‐anthraldehydeのMALDO活性において主要な役割を演じていると考えられるP450分子種(P450GPF‐A)を精製した。P450GPF‐AはP450MUT‐2と異なり、11‐O_<xo>‐△^8‐tetrahydrocannabinolのMALDO活性は全く認められず、N末端アミノ酸配列よりIIB subfamilyに属する分子種であることが推定された。5)マウス肝ミクロゾーム中にtolualdehydeに対するMALDOの存在を見いだし、その本体がP450MUT-2であることを明らかにした。6)第一級アミンが酸化的脱アミノ化反応により生成するアルデヒド中間体もMALDOの基質と成り得ることを見いだした。すなわち、メスカリンから生成する3,4,5‐trimethoxyphenylacetaldehydeがMALDO(P450MUT‐2)により、カルボン酸体へと酸化されることを明らかにした。
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