研究課題/領域番号 |
03671105
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
病院管理学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
熊本 一朗 鹿児島大学, 医学部附属病院, 助手 (40225230)
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研究分担者 |
田中 弘允 鹿児島大学, 医学部, 教授 (80041292)
宇都 由美子 鹿児島大学, 医学部附属病院, 助手 (50223582)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1992年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1991年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 病院情報システム / 診療録 / 電子ファイリングシステム / 光ディスク / 電子カルテ / 医療情報 |
研究概要 |
平成3年度ならびに4年度の本研究では、診療録の電子化による蓄積・検索のために、病院情報システムのデーターベースと直接リンクした電子ファイリングシステムを作成し実用的な運用を行い、その運用上の評価ならびに問題点などを検討した。このシステムは、カルテ登録システム、カルテ表示システム、カルテ検索システムからなり、病院情報システムの全ての端末から利用でき、外来カルテ・入院カルテを迅速に検索しイメージ表示することが可能となった。カルテ登録システムでは、手書きカルテとそのカルテ関連資料(レポート)にわけ登録でき、頁単位にての追加、差し替え、削除などの編集機能の充実し、さらにOCR装置の連続入力機能を利用することにより、イメージファイリングに要する作業の簡素化が実現した。カルテ表示システムでは、カルテとレポートにわけ検索し表示でき、検索の迅速化が実現した。また、14インチの限られた画面サイズにカルテを表示するために、標準表示(2頁表示)、拡大表示(半頁)、検索表示(上半頁を4頁)の3種類の表示方法を開発し、検索の迅速化と表示の読み易さを検討した。カルテの検索システムでは、病院情報システムのオンラインデーターベースの患者基本情報の中から、氏名、生年月日、外来受診日、入退院日、診療科などの情報を送信し、10個のインデックスキーとともにリレーショナルデータベースとし複合条件検索を可能にし、医学研究・教育への診療録の利用環境の向上・充実を図った。 以上のように本研究では、病院情報システムのオンラインデータベースを統合し、診療録を情報化した総合的な病歴システムを作成、診療支援システムとしての評価を診療現場で行い、新しい診療録管理体制としての有用性や問題点などを明らかにし検討を加えた。
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