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ナースの適性とBurnout現象

研究課題

研究課題/領域番号 03671127
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 看護学
研究機関川崎医療短期大学

研究代表者

太湯 好子  川崎医療短期大学, 第一看護科, 教授 (10190117)

研究分担者 杉田 明子  川崎医療短期大学, 第一看護科, 講師 (50171153)
酒井 恒美  川崎医療短期大学, 第一看護科, 教授 (70116721)
研究期間 (年度) 1991 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1991年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード看護婦 / Burnout現象 / 自我構造 / 心電図R-R間隔
研究概要

1.K医大附属病院に勤務する162名のナースを対象に調査したPines Burnout Measure(PBM)およびMaslach Burnout Inventory(MBI)による質問の回答を因子分析した.PBMでは抑うつ感,満足感,疲弊感の3因子が抽出された.MBIでは,Maslachらと同様にEE,PA,DPの3因子が抽出されたが,3項目の質問でそれが属す因子に違いがみられた.PBMとMBIの因子分析で得られた尺度得点間の相関の検討から,両者にはその測定内容に微妙な違いのあることが示唆された.MBIではBurnoutの進行によって,EEの上昇がはじめに起こり,次いでDPが上昇するといえるようであったが,PAの動きには複雑な要因の関与が想像された.2.上記のナースを対象に測定したPBMおよびMBIによるBurnout得点と,東大式エゴグラム(TEG)・チェックリストによる5つの自我:CP,NP,A,FC,ACの得点との関係を検討した結果,CP,FC,ACが高い者で,NP,Aが低い者でBurnout得点が高いことがわかった.また,Peakに位置する自我がACの者で,Bottomに位置する自我がNPの者で,Total energyのレベルが高い者でBurnout得点が高かった.上記の自我構造の特徴に基づいてBurnontに陥りやすい者の予測を試み,そのための一つの手だてを得た.3.看護科学生の臨床実習中のPBMおよびMBIによるBurnout得点は,実習前より上昇し,実習の終了時には実習前の値に戻った.一方,実習中の心電図R-R間隔のばらつき(R-R:CV)は実習前に比ベて有意に縮小していたが,実習の終了時には実習前の値に戻っており,Burnout得点の変化とR-R:CVの変化とに同調が認められた.さらに,実習中のR-R:CVの縮小が大きかった者ではBurnout得点の上昇が大きかった.また,強いストレスが推測される深夜勤後のナースや手術後ICUに入室中の患者のR-R:CVには明らかな縮小が認められた.得られた結果から,R-R:CVの縮小はストレスの指標となりうると思われた.

報告書

(3件)
  • 1992 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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