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癌細胞株からの血小板増加因子の分離と解析

研究課題

研究課題/領域番号 03671178
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 血液内科学
研究機関東京大学

研究代表者

東原 正明  東京大学, 医学部(病), 助手 (80165084)

研究分担者 矢富 裕  山梨医科大学, 中検, 助手 (60200523)
研究期間 (年度) 1991 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1992年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード血小板 / 造血因子 / 悪性中皮腫 / 巨核球 / インターロイキン-6 / ヌ-ドマウス / IL6 / サイトカイン / mRNA
研究概要

造血因子の中で血小板産生調節因子については未だ分離同定されておらず、不明の点が多い。最近になり、IL-6やIL-11、LIFに巨核球の分化増殖作用があることが発見され実験的にもラット、サルへのin vivo投与にて血小板が増加することが示されている。しかし、実際には投与後の血小板増加作用は著しいものではなく、期待されている血小板増加因子とは異なると言われている。世界中のグループが肺癌や白血病細胞株の産生する巨核球の分化増殖因子などを用いて新しい血小板増加因子の精製を試みている。我々は、この二年間、血小板増多症(100-170万/μl)を伴う腹膜悪性中皮腫患者腹水より細胞株を樹立した。この細胞株を利用して新しい血小板増加因子の精製を試みた。我々は、まずMeg-CSFのin vivoおよびin vitroでのassay系を確立した。次に、この細胞株を用いてヒトまたはマウス巨核球コロニー法で血小板増加因子の巨核球に対する増殖能、分化能を確認しつつ、培養上清より因子の分離精製を試みた。培養上清をまず硫安分画、イオン交換クロマトグラフィにフラクション分けし、確立した三つのassay法にてMeg-CSFあるいわTPOの存在するフラクションを選択した。しかし、末だ単一分にまでは精製できていない。fractionの中にIL-6やleukemia inhibitory factor(LIF)とは異なる因子を含むことを示唆するデータを得ているので、さらにこのプロジェクトを進める予定である。一方、この細胞株のヌードマウスへの移植を試みたが失敗した。我々は、最近、血小板数100万/μlを示す急性骨髄性白血病の患者の末梢血から細胞株を樹立した。この細胞株を用いて、現在同様の実験操作にて血小板調節因子の精製プロジェクトを同時進行させている。

報告書

(2件)
  • 1992 実績報告書
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Masaaki Higashihara et ol.: "Increased Secretion of Interleukin-6 in Malignant Mesetheliome Cells from a Patient with Marked Thrombocytosis" Concer 70. 70. 2105-2108 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] Higashihara M,et al: "Increased Secretion of ILー6 in Malignant Mesotheliona Cells from a Patient with Marked Thrombocytosis" Cancer. (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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