• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ニット地の引っ張り特性が被服の着用変形に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 03680088
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 家政学
研究機関共立女子短期大学

研究代表者

綾田 雅子  共立女子短期大学, 生活科学科, 助教授 (80141290)

研究期間 (年度) 1991 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1992年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1991年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード衣服 / ニット地 / 糸の太さ / 編み目密度 / ループ長 / 力学特性 / 予測式 / KES-FBシステム / 引っ張り特性 / ワンピ-スドレス / 着用変形 / KESーFBシステム / シルエット / 編目密度
研究概要

ニット地の衣服について、設計の段階で素材の物性的要因を考慮したパターンを得ることを目的とし平成3年度に引き続きニット地の物性と着用シルエットとの関係を検討した。平成4年度は特に平編布の糸の太さと編目密度がニット地の物性に及ぼす影響について詳細に検討した。試料作製に用いた糸は、手編みおよび機械編み用として市販されている中からできるだけ一般的な糸を選択し、羊毛糸2種と木綿糸2種、さらに太さの異なる計8種の糸で家庭用編み機シルバーam・amSK581型を用いて編目密度4段階に変化させた20cm×20cmの正方形試料を編製した。これら29種の試料についてKES-FB計測システムのニット条件に従い、引っ張り、曲げ、せん断、圧縮特性および単位面積当たりの重量の14項目について力学量の測定し、糸の太さ、ループ長および編目密度との関係を検討した。さらに編布の基本力学特性を記述するための式を得るため重回帰分析を行った。得られた結果は次の通りである。
1.本実験に用いた編み機では、糸の太さにかかわらず、編目ダイヤルの設定によってほぼ一定の編目密度が得られることがわかった。
2.平編地は編目密度が小さくなるほど、また細い糸ほど伸び易く、せん断しやすく、曲げ軟らかくなり、せん断、曲げ特性共にヒステリシス幅は小さくなった。
3.本実験に用いた試料の範囲内で糸の太さ、ループ長およwaleとcourseの編目密度をパラメータとしてかなりの精度で平編布の力学量を予測できることが示された。
これまでの研究からニット地衣服の設計には風合いが大きな要因として関わっていることが分かってきた。今後は表面特性の計測を加え、川端、丹羽による風合いの変換式を用いて基本風合い値を求め、官能検査による主観評価値との関係を検討していく予定である。

報告書

(2件)
  • 1992 実績報告書
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 綾田 雅子,三木 幹子: "ニット地衣服のシルエットデザインのための基礎的研究(第1報)" 共立女子短期大学生活科学科紀要. 36. 49-58 (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 綾田 雅子: "ニット地の引っ張り特性が被服の着用変形に及ぼす影響" 共立女子短期大学紀要. 36. (1993)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

URL: 

公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi