研究分担者 |
山脇 恭二 岐阜大学, 教育学部, 助教授 (40200852)
近藤 真庸 (近藤 眞庸) 岐阜大学, 教育学部, 助教授 (90178426)
鈴木 壮 岐阜大学, 教育学部, 助教授 (00115411)
原田 憲一 岐阜大学, 教育学部, 助教授 (70115418)
渡辺 義行 岐阜大学, 教育学部, 教授 (10075864)
村瀬 康一郎 岐阜大学, 教育学部, 助教授 (80150027)
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研究概要 |
本研究は,岐阜大学カリキュラム開発研究センターで開発された教育情報検索システム(EDMARS)のデータベースを利用して,わが国の保健体育学における研究動向分析した。分析を行う前に,保健体育シソーラス(古田,1990年作成)に準じて,日本体育学会の12の研究分野(体育原理,体育史,体育社会学,体育心理学,運動生理学,バイオメカニクス,体育経営管理,発育発達,測定評価,体育方法,体育科教育学,保健)ごとにそれぞれの文献に索引語の登録を行った。なお,本研究で使用した主な保健体育関係の雑誌は体育学研究,体力科学,体育科学,学校保健研究,武道学研究,体育科教育などであり,これらわが国の代表的な雑誌については,1980年〜1990年の論文表題集として印刷し関係者に配付した。今回の主な分析結果は次のようになる。 1.12の研究分野の中で,最も登録件数が多かった分野は体育科教育学であり,次いで比較的多かったのは保健,運動生理学,体育社会学,体育方法となっていた。一方,比較的少なかった分野は測定評価,体育原理,体育史であった。(詳細な結果については報告書を参照)。 2.研究分野ごとに保健体育シソーラスに基づいて検索した結果,それぞれの分野に特有な用語(索引語)の頻度が多く認められ,今回登録した索引語によって研究分野別に研究の動向をある程度分析できることが明らかになった(分野別の動向については報告書を参照)。 今後の課題として,複数の分野にまたがる索引語の扱い方と,同義語の統一化の検討が必要であり,また用語間のマトリックス的分析方法についても検討していく必要があろう。
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