研究課題/領域番号 |
03680115
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 奈良女子大学 |
研究代表者 |
丹羽 劭昭 奈良女子大学, 文学部, 教授 (70031664)
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研究分担者 |
長澤 邦子 奈良女子大学, 文学部, 非常勤講師
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研究期間 (年度) |
1991 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1993年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1992年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1991年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | Peak performance / 脳波バイオフィードバック / 心拍バイオフィードバック / 集中力 / 反応時間 / 射撃 / α_2波 / Fp_2 / バイオフィードバックトレーニング / 優勢脳波 / Peak Performance / 心拍 / 心的能力 / Fp_2α_2波 / 高パフォーマンス / 一焦点注意の集中 / Q波 / ピ-クパ-フォ-マンス / 心理的トレ-ニング / バイオフィ-ドバック / 自律神経系現象 / 生理心理学 |
研究概要 |
本研究の目的は、Peak performanceをもたらす心理的トレーニング効果についての基礎的資料を得ることであり、具体的には脳波や心拍を用いたBiofeedback training(BFTと略称)によってperformanceを高める方法について検討することである。 そこで先ず脳波BFTを行うための機器FM515S,SSを製作し、この機器を用いて、優勢脳波Fp_2α_2波BFTを行い、集中力増強の方法を検討した。FM515の機器の性能(A/D変換の速さは20ms,周波数の振幅の分解精度はフルスケールの1/256で、2秒毎に結果を算出する)は、持ち運びが容易で安価な機器にしては優秀である。更に心拍を用いたBFTによる反応時間短縮の実験やフィールド実験として射撃成績向上の実験を行い、心拍BFTの方法的検討を行った。優勢脳波BFTの実験では女子大学生を対象に、BFTは13日間行われた。フィールド実験では、大学の射撃部の男女学生を対象に心拍BFTが7日間行われた。多くのこれらの実験の結果を要約すると次の通りである。 (1)1点集中時のPerformanceと相関の高い優勢脳波はFp_2α_2波である。 (2)前額のFp_2の位置から導出した優勢脳波α_2波をFM515を用いて増強することができる。 (3)Fp_2α_2波を増強することによって集中力を増大させることが可能である。 (4)心拍を用いたBFTによって集中力を増大させることが可能である。 (5)心拍BFTによる集中力の増大は、反応時間を短縮させる。 (6)心拍BFTによって射撃時の集中力を高め、射撃成績を向上させることができる。
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