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ミトコンドリアF_1F_0ーATPase活性調節サブユニットの作用機構

研究課題

研究課題/領域番号 03680134
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 物質生物化学
研究機関室蘭工業大学

研究代表者

橋本 忠雄  室蘭工業大学, 工学部, 教授 (10028524)

研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1991年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードATP合成酵素 / ATPア-ゼインヒビタ- / ATP合成 / ミトコンドリア / 酵母 / 活性調節
研究概要

酵母ミトコンドリアのATP合成酵素には活性調節因子としてATPア-ゼインヒビタ-,9K蛋白,15K蛋白の3活性調節因子が存在する。これまでの研究によってATPア-ゼインヒビタ-はミトコンドリアの内膜にかかるプロトンの電気化学的ポテンシヤルに依存してATP合成酵素と解離・会合することが明らかになっている。本研究はATPア-ゼインヒビタ-の酵素表面上の作用機構を明らかにするため,ポテンシヤルの低下した時ATPア-ゼインヒビタ-はATP合成酵素のどの部位に結合するか,その時9K蛋白,15K蛋白はどの様な作用でATPア-ゼインヒビタ-の働きを調節しているかを明らかにしようとした。
結果1.ATPア-ゼインヒビタ-はATP合成酵素のF_1ーサブユニットと1:1のモル比で結合するがその結合部位はF_1のαおよびβサブユニットの間に存在する。
結果2:βサブユニットのATPア-ゼインヒビタ-の結合部位が同定できた。ATPア-ゼインヒビタ-はβサブユニットのATP結合部位で知られるD_<333>ーD_<364>間に結合することが明らかになった。
結果3:ポテンシヤルが低下した時ATPア-ゼインヒビタ-がF_1に結合するが,ポテンシヤルが上昇した時ATPア-ゼインヒビタ-はここから解離する。このときATPア-ゼインヒビタ-が占めていた位置は9K蛋白にとってかわられる。このことは遺伝的にATPア-ゼインヒビタ-を欠失した酵母,或は9K蛋白を欠失した酵母のミトコンドリアを用いて確認された。
上記の研究を遂行するにあたって補助金によって購入した振とう培養器は酵母の培養に十分使用できた。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 市川 直樹: "ATPア-ゼインヒビタ-と9K蛋白のF_1上の結合部位" 生化学. 63. 932-932 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 吉田 征夫: "酵母F_1ーATPaseと内在性インヒビタ-の結合" 生体エネルギ-研究会(第17回討論会報告). 70-71 (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 橋本 忠雄: "ミトコンドリアATPaseインヒビタ-の膜ポテンシヤルに依存した結合変化" 生体エネルギ-研究会(第17回討論会報告). 72-73 (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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