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外因系血液凝固開始系の再構成及び開始因子の機能発現の解析

研究課題

研究課題/領域番号 03680154
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 物質生物化学
研究機関明治薬科大学

研究代表者

森田 隆司  明治薬科大学, 薬剤学科, 教授 (90128108)

研究分担者 斉坂 ゆかり  明治薬科大学, 薬剤学科, 助手
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1991年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード外因系血液凝固 / VII因子 / 組織因子 / Glaドメイン / EGFドメイン
研究概要

血液凝固外因系は血管損傷により血管外膜に存在する組織因子が血漿に露出し,血漿Gla含有凝固VII因子がリン脂質存在下;組織因子と複合体を形成することにより開始する。申請者は抗凝固VII因子モノクロ-ナル抗体カラムを用いることによりVII因子を大量に精製することに成功した。さらに不溶化VII因子カラムを利用し,組織中に微量しか含まない組織因子を単離することにも成功した。以上を基盤として,今回申請者はリン脂質存在下における組織因子・VII因子の複合体を再構成することにより,血液凝固開始反応系における両因子の相互作用を解析し下記の結果が得られた。
1.各因子の精製標品を用い,血液凝固外因系を再構成した。phosphoーlipidと組織因子を添加した完全系はVIIa因子単独系に対しVinax 1km値が50万倍に上昇した。
2.カルホビンディンをホスファチジルセリンに対しモル比で1%添加することにより組織因子のcofactor活性をほぼ完全に阻害した。従って,組織因子のcofactor活性発現にはホスファチジルセリンが重要な役割を担っていることが示された。
3.VII因子の高親和性Ca結合能に対し、中和活性を持つモノクロ-ナル抗体C6のエピト-プを解析した結果,VII因子のGlaドメインと第1EGFドメインを含む残吉1ー85上にあることを証明した。従ってVII因子と組織因子の相互作用はVII因子のN末端側領域のGlaドメインと第1EGFドメインが必須であることが明らかとなった。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 斉坂 ゆかり: "ウシ血液凝固第VII因子の迅速な大量精製法の確立" 日本血栓止血学会誌. 3. 43-48 (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 森田 隆司: "γーCarboxyglutamic acid(Gla)ーdomainless blood coagulation factor IXa species : Preparation and properties" J.Biochem.110. 990-996 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 阿刀田 英子: "The primary structure of coagulation factor IX/factor Xーbinding protein isolated from the veriom of Trimeresurus flavoviridis" J.Biol.Chem.266. 14903-14911 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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